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知恩院

 いつしか見覚えがある建物が見えてきた。 その建物は観音寺よりも大きく、周囲は木々に囲まれていて、余所者をよせつけないような違和感があった。

 建物の出入口に近づくと、数匹の黒猫が横たわっていた。いずれも・・・マムシだ。傷を負ってはいるが呼吸はしている。

 ということは、京極様、花音、カオマニーたちは、この建物の中にいるはずだ。


 建物の中を進むたびに、所々、マムシたちが傷を負って呻いていた。直前に何が行われたのか、想像するのは容易だ。

 廊下を進むと・・・大きな部屋がある。徳川家と会って、何もできなかった、あの部屋だ。

 ふと、ぞわっと毛がざわめく。

 またあの時のように何もできないかもしれない。考えれば考えるほど、不安が募る。でも、もう引き返すことができない。

 部屋の前にたつ。中からは何も聞こえない。思ったよりも、静かだった。

 京極様、花音、カオマニーたちはもしかしたら、もういないのか?

 考えれば考えるほど、キリがない。

 僕はゆっくりと扉を開けた。

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