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五郎丸・外資系 VS ボンベイ

 五郎丸と外資系を先頭に僕たちは、徳川家の集団に追いついた。

 ボンベイ、エルフキャット、メインクーンが並走して、僕たちの出方を伺っている。

 五郎丸と外資系は徐々に速度を緩め、いつでも襲いかかれるような体勢をとった。

 すると徳川家の集団の中から、ボンベイが相対していきた。


「一度、二度、いや、三度目か・・・」


 ボンベイの言葉に五郎丸は何も反応しなかった。


「お主とはいい加減、決着をつけたいと思っていた・・・」


 ボンベイと十数匹のマムシの黒猫が徐々に五郎丸と外資系を走りながら囲んだ。 

 五郎丸は「面白い」と呟いた。

 すると五郎丸の身体を死角にボンベイから隠れていた外資系が突然、飛び出した。

 外資系の爪がボンベイをかする。同時に五郎丸も走りながらボンベイの身体に爪をかき立てる。「ぎゃん」という鈍い声でボンベイが少し呻いた。

 五郎丸、外資系、ボンベイたちは徐々に集団から離れていった。

 僕は走りながら後方を伺っていた。ボンベイが五郎丸に飛び掛かったのが、最後に見た姿だ。

 明らかに不利なのは皆、分かっていた。

 ボンベイ、十数匹のマムシに対して、五郎丸、外資系だけでは、かなり厳しいだろう。

 でも、僕たちは今、それ以外、選択肢がなかった。京極様、オロチ、花音、教授も同じ事を思っていたのであろう。だから、後ろを振り向くことすらしなかった。

 僕たちはただ、前を向いて走り続けた。

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