私のエッセイ~第百七十六弾:算数と数学のお話
皆さん、こんばんは! お元気ですか・・・?
しばらく音楽関連のエッセイが続いておりましたので、今回は、少々お堅いお話を。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・私は小学校時代、算数が大の苦手で、もちろん大嫌いでした。
いまは、教育課程のちがいで、どうなのかは分かりませんが、『掛け算の九九』ってあるじゃないですか?
「いんいちがいち」「ににんがし」「ごはよんじゅう」「くくはちじゅういち」っていう、アレです。
私は、小2のときに習いましたが、皆さんはいつごろやりましたか・・・?
これは、ほぼ全員の方が、この『九九』には、あまりいい思い出がないのではないかと思います。
とくに、『七の段』が覚えづらかったのではありませんか・・・?
「しちろくよんじゅうに」「しちしにじゅうはち」「しちくろくじゅうさん」・・・あぁ、今でも言いにくいわい!!
小学校の算数ってね・・・すっごく高度なことやってるんですヨ。
加法・減法の筆算、分数の計算、帯分数と仮分数の互いの変換、分数における「約分・通分」、割合の計算(= 百分率など)、小数の掛け算・割り算、比の値、拡大図と縮図・・・
極めつけは・・・『速さと時間と距離の関係式』!!
この『距離』って、小学校の算数では、『道のり』なんて表現してましたね。
コレには、皆さんも、嫌な思い出しかないんじゃないですか・・・?
「速さ=道のり÷時間」
「時間=道のり÷速さ」
「道のり=速さ×時間」
・・・この三つの嫌な公式を覚えなくてはならず、私も学校で放課後に居残り暗唱させられた、つらい思い出があります。
とくに、真ん中の公式・・・道のりを速さで割ると、なんで時間になるのかが、さっぱり理解できず・・・
頭の悪いしげちゃんは・・・無理やり公式を三つとも「丸暗記」するハメになったとさ♪
コレねぇ・・・あの『食塩水の濃度計算』なんかと並んで、算数の分野における、嫌われ者トップ3に入るんじゃないですかね。
あとね、私がいまだに苦手な計算があるんですが・・・
たとえば、「7001-3869」みたいな引き算。
コレね、もちろん回答は「3132」なんですが・・・
筆算・・・つまり、「縦書きの計算」でこれをやれって言われたとき・・・皆さんはどうしてますか?
「一の位からは直接引けないし、十の位も百の位もダメだから、千の位から借りてきて、千の位の7を6に換えて、百の位と十の位のゼロを9にして・・・一の位では、借りてきた10から3869の9を引くと1。これと7001の1を足して2にする・・・」
あぁ・・・今でもめんどくせー!!
「それにしても、なんで算数って、あんなに難しいんだろう・・・?」
疑問は、中学校に入ってから解けましたよ。
・・・それはもう、嫌になるくらいはっきりとね。
生徒さんによっては、小学校時代に算数が苦手だったのに、数学に切り替わったとたん、なぜか得意科目に変身し・・・バツグンの優秀な成績をおさめるようになっちゃった!! ・・・こういったケースの方も少なくないのではないでしょうか?
・・・実は、私もそんな1人。
いつのまにか、「できていた」んですよ。
なぜだと思います・・・?
もう、ピンときた方もいるとは思いますが・・・
算数と数学では、ある「決定的なちがい」があるんですヨ。
それはもちろん、コレです。
ジャジャーーーン!!
『方程式を使用してよいのか、ダメなのか』
ほほほほほほ❤
いやいやいや。
笑ってる場合じゃありませんや。
これねぇ・・・マジで決定的な違いなんですよ。
前述の「速さなどの公式」だってね、道のりの計算式ひとつ覚えたら、あとは方程式から変形して、あとのふたつは導き出せます。
もちろん、地頭のいい児童なら、リクツが分かってらっしゃるから、そんな「変形」なんて、しゃらくせえことしなくたって、一発で式を頭ん中に思い描けますわな・・・。
でもねぇ、あたいみたいなアホタレのボンクラ児童じゃあ、そんな、こまっしゃくれた芸当はできっこないのっ❤
『公文式』をやってる児童の皆様は、きっと「方程式」という概念を、小学校時代に知ってらっしゃるとは思いますが・・・
おそらく学校の担任の先生からは、
「こら! 方程式を使ってはいけましぇん!!」
それでも使用を強行しようものなら・・・
「ぼっ・・・ぼくは死にましぇーーん!!」
と、泣かれることマチガイナシ??
(この笑いのツボ・・・つ-か、「元ネタ」知ってます??)
でもね、皆さんも「おい、ふざけてんじゃねーぞ!!」って思いません・・・?
だってね・・・この『方程式』さえありゃあ、あのエゲツなくていやらしい『虫食い算』にだって、あんなに泣かされることはなかったのにね!! ・・・って。
ま・・・ソレは置いといて、と。
とにかく「算数」という科目はですね・・・この『方程式』が「禁じ手」あるいは「反則」とされておるので、方程式を使えばイッパツで済むハナシが、妙に入り組んだ、ややっこしい、本当に「遠回りの道」を無理やり押しつけられる結果になっておりやす(泣)。
だからね、あたいみたいに、急にできるようになる子もいるってわけさね♪
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ついでにですね・・・こんなハナシもいかがですか?
【中学数学と高校数学の決定的な違いについての考察】
最初に結論から述べますとね・・・まるっきり違う!!
んですヨ。
中学で習う数学はですね、極端な話、公式と定理を覚えてさえいれば、あとは計算や証明を「根性で」「自力で」解決できたんです。
・・・ところがね、高校以降の大学の数学もそうなんですが、
「公式や定理を知っていても、『自力』では解けねえ!!!」
そうそう。
ここにミソがあるんですよ。
・・・説明しましょう。
ぶっちゃけますとね、「自力では解けない」のではなく、「自力で解いてはいけない」んですよ。
????????
え・・・? なに言ってんの、アナタわ??
そう思うっしょ・・・?
でも、まじめもまじめ・・・大マジメなんです♪
特に高校数学は、「絶対に自力で解いてはいけない!」んですよ。
もっと突っこんでいえば、
「自分で解き方をあみだしたり、作ってはいけない!」のです。
高校数学の問題はですね、「問題ごとに解き方を暗記していくもの」なんです。
ていうより、「そうしないと解けない!!」んです。
その最たる例が・・・
あの『二重根号のはずし方』・・・つまり、「ルート」の中に「ルート」がある場合の対処法ですわね。
これってね、「知らなきゃ、ぜってー解けねえ!!」んですヨ。
あたしゃねぇ・・・それを現役の高校生時代に知らなかったもんですからね・・・かなり遠回りしましてね・・・
その重い事実に気づいたときには、もう卒業してましたよ。
「数学の問題は、自己流の解き方をやってはいけない」んだってね。
では、最後に、以下の動画を皆様に紹介しながら、今回のくだらん独り言をシメたいと思います。
皆様・・・いつも感謝申し上げております。
m(_ _)m
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
1.『わんこら式体験セミナーDVD サンプル動画1』
→ UP主様は、「wankoramath」様。~ この『最低限やらねばならないことを、まずやる』は、どの学習・学問にも当てはまる黄金律だと思いますね。
2.『わんこら式体験セミナーDVD サンプル動画2』
→ UP主様は、「wankoramath」様。~ この『覚えているから解ける』『愚者は体験に学び、賢者は歴史に学ぶ』の二つを、現役時代に知っていれば・・・。
3.『自称進学校あるある桜(千本桜替え歌)』
→ UP主様は、「多賀T/多賀塾公式」様。
4.『自称進学校徹底解説【前編】』
→ UP主様は、「多賀T/多賀塾公式」様。
5.『自称進学校徹底解説【後編】』
→ UP主様は、「多賀T/多賀塾公式」様。
6.『自称進学校に悩まされている学生へ』
→ UP主様は、「多賀T/多賀塾公式」様。
7.『【これで合否が決まる】使ってはいけない数学の参考書は〇〇|受験相談SOS』
→ UP主様は、「武田塾チャンネル|参考書のやり方・大学受験情報」様。
8.『【新企画!】どっちの参考SHOW!!|第1回・基礎問題精講VS 黄チャート!!』
→ UP主様は、「武田塾チャンネル|参考書のやり方・大学受験情報」様。
9.『【新企画!】どっちの参考SHOW!!|第3回・基礎問題精講VS 青チャート!!後編』