第七十六話
ストレス獣の新種何て聞いたことないんですけどっ!
というか本当に新種?
「当然だ我らは日々進化する」
「進化早すぎっ! アレ?」
胸を張るストレス獣を見ながらふと疑問がわいた。
「どうした?」
僕の言葉に眉を顰めるストレス獣。
「先程鉄パイプを使ってなかった?」
「武器も使う新種だ」
胸を張るなっ!
先程グラップラー型と言ったろ。
「其れ違うだろう御前っ!」
「納得しろ本人が言ってるんだし」
「納得できるかあああああああっ!」
もう何で新種何か居るの?
ストレス獣の生体は謎だ……。
「そろそろ良いか?」
「あん?」
ストレス獣の言葉に眉を顰める。
何の事だ?
「体は温まったろ本気を出せ」
「……へえ? 気が付いてたの?」
此奴まだ手札を隠していたことを見抜いてたか。
「当然だ」
「なら相手の本領発揮をする前に何故倒さない?」
「仲間の敵を討つなら相手の全力を引き出してから戦いたいだけだ」
「へえ~~良いだろう」
「ならば」
「ああ」
僕達は知らず知らずのうちに離れていた。
相手の全力を引き出してから戦いたい。
その要望を叶えるためのそうなった。
「行くぞ」
「来い」
僕の言葉に答える。
「ダブル変身」
カッ!
僕の体から閃光が走った。
ナノマシンが活性化する。
ナノマシンは僕の指令に従い動き出す。
全身の隅々を強化し。
頭部にダチョウの姿が形造られる
「其れが貴様の本気か?」
「どうだろうな」
「まだ力を隠してるか」
「さて」
「ならば其れを引き出させてやるっ!」
「出来るか貴様にっ!」
「やって見せるっ!」
ストレス獣が此方に向かってくる。
其れを迎え撃つ僕。
そうしてまたも僕は新たなストレス獣と戦い始めた。
一時間後。
フーフーと、荒い息をつく。
全力で戦い続けた結果だ。
疲労困憊で全身が怠い。
前にもこんな事が有った気がする。
金属バットをを握る力が無くなりかけている。
「見事だ」
「煩い大人しく死んどけ」
「ふ……」
何か燃え尽きた敵の様な感じです。
ストレス獣なんですけど此れ。
見た目ゴムなんですけど。
焼いたら臭いと思うんだけど。
石油の匂いがしそうな外見なんですけど。
「時間をかけすぎた」
息を整え周囲を見回す。
ストレス獣が折り重なっていた。
結構いたな。




