第七十二話
「答えろ人間よ其の魔法少女の仲間か?」
其処に居たのは奇妙な人物だった。
人物。
そうとしか表現できない何か。
そう何か。
ゴムのようなの質感をした人型。
そう人型だ。
人物ではなく人型と言った方が良いだろう。
鈍い硬質のゴムのような体を持つナニカ。
明らかに一目で生物ではないと分かる。
顔には人と同じように二つの目と鼻に口が有る。
ゴムのような皮膚を持ち硝子のような目を持つ。
口の中は底なしの闇の様に暗く奥まで見えない。
耳らしき物は見えない。
なのに其れは生物の一種と感じた。
異形
異形の人型。
其れが八体。
此方を見ていた。
ストレス獣。
だが異常だ。
此れは人の言葉を話す。
知能が有る証拠だ。
だけどそんなストレス獣など見た事が無い。
異常にして異形。
異形にしてイレギュラー。
規格外の存在。
其れが眼前のストレス獣だ。
「そうだと言ったらどうするの?」
ストレス獣に対して答える御母さん。
「ならば貴様らは我らの敵だっ!」
「待て貴様らは何者だっ!」
先制布告をするストレス獣に対して質問を返す太輔さん。
「我等はストレス獣の進化の果てに生まれし存在」
「飽くなきストレスから生まれた存在」
「生まれ落ち戦う運命を背負った存在」
「破壊と策略に混沌を望む存在」
「心を蝕む悪意を糧にする存在」
「血と肉を食む貪欲の存在」
「全ての邪悪を飲み干す存在」
「嘆き苦しむ責め苦を求める存在」
八体のストレス獣は思い思いのポーズを取る。
流れる様に。
踊るように。
ヒーロー物の様に。
そして大輪の花の様にポーズを決めた。
「「「「「「「「我等ストレス八部衆なりっ!」」」」」」」」
シュウウウウウウウウルダ。
とうとう敵側も決めポーズをし始めた。
等と考える前に全力疾走。
周囲の状況を確認しつつ一気に近づく。
そのまま僕は金属バットを構える。
「フンンンンンンンンッ!」
僕は一気にストレス八部衆の一体に接近。
其のまま頭部に金属バットを振り下ろす。
ゴスウウウウウウウッ!
其のまま頭部を粉砕する僕。
「「「「「「行き成り撲殺うううううっ!」」」」」」
お母さんたちが絶叫するけど気にしない。
先手必勝である。
「「「「「「「……」」」」」」」
其のまま一旦離れ様子を見る。
どうするんだ敵は?
というか無言ですね。
「「「「「「「我等七大ストレスなりっ!」」」」」」」
一人減った事を無かった事にしたっ!
良いけど。
良いんだけど。




