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第七十一話 


 とはいえ御母さんみたいな正式な魔法少女は兎も角。 

 僕等みたいな紛い物は関係ないか。

 一部例外は居るみたいだけど。


「まあ~~オタネさん達みたいに正式な魔法少女でなくても其れは当てはまるよ」

「そうなの? 御母さん」


 あれ?

 僕の考えは間違ってたのか?


「正式な魔法少女との差は十倍ぐらいかな?」

「僕等要らなくない?」


 何其のインフレ。

 少年漫画のノリか?

 暴利にも程が有る。


「要るよ~~マー君」


 チッチッチと舌を鳴らしながら指を振る。

 年くってるのに何若者のフリしてるの・


「露払いにですか?」

「肉壁に」


 ザッ!


「「「「「「散っ!」」」」」」


 一斉に御母さん以外が散る。

 四方八方にだ。


「誰が肉壁かっ!」

「死にたくないわっ!」


 大樹さんと太輔さんが必死になって逃げる。

 

「見損なったわタカコ」


 オタネは御母さんを罵る。


「童貞捨てる迄死にたくないっ!」

「御前……その年で童貞なの?」


 大介はタエさんに呆れられてます。


「御母さん何か嫌いだああああっ!」


 罵声を上げながら逃げる僕等。

 二名違う事を言ってるが気にしないでおく。


「嘘だよおおおおおっ!」

「「「「「「信じられるかっ!」」」」」」


 逃げ出す僕達。

 其れを必死に捕まえる御母さん。

 というか半べそです。

 信用しないけど。


 五分後。


 全員御母さんに捕まりました。

 身体能力の差が酷い。

 此れは十倍どころではないと思う。

 何で改造されてる僕の速度に追いつけるのか分からん。

 此れが正式な魔法少女と紛い物の差か。

 というか本当に嘘だろうな?

 肉壁に本当にしない?

 

「さあ~~張り切ってストレス獣を探そうか~~」


 御母さん切り替え早すぎ。


「やりましょうタカコさん」


 大介さん。

 鼻血が出てますぜ。

 御母さんに捕まった時思いっきり関節技を決められてたからな。

 色々密着したもんね。


「やるぞっ!」

「任せろっ!」


 太輔さんに大樹さん。

 あんたらも鼻血拭こうな。

 僕の御母さんなんだけど。

 分かってる?


「このロリコン野郎共が」

「同感ですね」

「そうね」


 オタネさんやタエさんと僕の発言が重なる。

 その時だった。

 其れが現れたのは。


 ズザッ。


 不意に現れた其れはぼろ布だと思った。

 重く。

 黒く。

 湿った音をたてる其れ。

 其れは。

 其れは……。


 壊れたマネキンだった。

 関節が砕かれ変形したマネキン。


 ヒュー。

 ヒュー。


 違うと思ったのは息をしていたからだ。

 人間だった。

 思考が止まる。


 その時だった。

 声が聞こえたのは。

 

「其の魔法少女の仲間か?」


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