第六十三話 反省だけなら猿でも出来る。(金かっ!)
五分後。
僕は何故か家の中で理不尽な事に正座させられていた。
その場にいた男性全員と共に。
何でだろう?
気絶から覚めて此の状況て意味不明です。
しかも何故か部屋が血で汚れてる。
誰がやったっ!?
分からん……。
まあ~~良いか。
下手にツッコんだら面倒な案件だろう。
気にしたら負けと思う。
後で組織の下部組織を派遣して貰おう。
主にヤバイ処理を担当してる所です。
血とか何とか綺麗に処理しないと後が面倒なんだよ。
誰だよしたのは?
まあ~~良いや。
「すみません~~嫁よ何で僕達正座なの?」
「暫くそうしてください」
「あ……はい」
視線だけで人を殺せるという噂は本当だろうね。
何故か嫁が其の目で僕を見てるし。
初めて見られたけど癖に成りそうだ。
嘘だけど。
其れはそうと……。
分からん。
何が起こった?
後頭部がズキズキする。
何でだろう?
其れはそうと……。
「御母さん魔法老人会の皆さんが何故記憶を取り戻してるんですか?」
「其れを今から説明します」
「はい」
うん。
何故眼鏡をしてる?
しかも服装が女教師スタイルなんだが?
そして変身は解けて無いので唯のコスプレにしか見えない。
其れを見てる僕以外の男どもは頬を緩ませている。
いや……良いんだが。
此れを見るにどうも殺意が湧く。
湧くんだが……。
嫁さんの目が怖い。
何が有った?
殺意の籠った視線が怖い。
「事の発端は二週間前です」
御母さんの言葉に僕ははてと思う。
何かあったけ?
何もないよな?
「副業に集中してた私は其れの兆候に気が付きませんでした」
「タカコさん副業とは?」
太輔さんは自分の疑問を尋ねる。
あかん。
此れは答えられない奴だ。
悪の組織だし。
但し公務員だけど。
「自分の得意な事を生かした仕事です」
「だからその仕事は?」
御母さん目を逸らしてますね。
答える気は無いみたいです。
「定年退職した自分としては有難い高収入の仕事です」
「いや……だから……」
視線を戻し太輔さんの目を見て話す御母さん。
普通に脅迫してるようにしか見えんね。
良いけど。
「厚生年金だけでは生活できなくて大変でした」
「良いです」
太輔さんの言葉に答える気の無い御母さん。
いや良いんだけど。
太輔さん謎の圧力を感じてるみたいです。
威圧するのは止めてね御母さん。




