第三十五話 メタルコアって重要な部品だけど普通の人はどうでも良いよね
其れは夫々の国に存在していた。
日本に三個。
アメリカに四個。
中国に二個。
アフリカに一個。
イギリスに二個。
ドイツに三個。
オーストラリアに二個。
意思を持つ石が存在してる。
意思にして石。
其れがメタルコアだ。
金属の石でありながら意思を持つ其れは原始の時代に飛来してきた。
場所は遥か遠く光の速さで何億年も掛かる所からだ。
其れは生物の成れの果て。
進化の行きつく先。
到達点にして通過点。
其れが此の地にたどり着いたのは偶然だった。
其れが此の地に来た当初火の世界だった。
暖かく心地よい世界に転寝していたら気が遠くなる年月が過ぎていた。
気が付くと其れが存在してるのは此の地の遥か下の世界。
鉱脈に紛れ込んだ其れは戸惑うが再び眠りにつく。
使命を忘れて。
星に寄生する者を排除するという使命を。
星に寄生する者は其の地の生命体を乗っ取り侵食してしていく。
浸食された生命体は爆発的に増えやがて星を飲み込む。
其れを食い止める使命を石は故郷の星の石から与えられた。
そうして長い年月を過ごした其れは完全に目覚めることに成る。
星に寄生する存在を感知したからだ。
歓喜した。
使命を果たせることを。
だが此の世界で自由に動ける体でない事に気が付く。
失望しかけたが解決策が見つかった。
此の地で独自に進化した生命体の力を借りることにしたのだ。
正確に言えば生命体が使役する金属でできた非生命体の力を借りることにした。
ただ問題が二つある。
金属の非生命体に力を借りるという事は自分の意識で殆ど動けない。
其の為には此の地の生命体の力も借りるしかない。
だが此の地の生命体は酷く好戦的だ。
何時此の星を滅ぼしてもおかしくない。
何しろ自分たちで太陽を作り出すほどの力を持ってるからだ。
金属の非生命体の力を宿した自分たちの力を悪用するかもしれない。
だが他に選択肢はない。
全ては使命の為に。
星に寄生する者を。
種族名星喰いを排除するために。
イザとなれば金属の非生命体から力を制限すれば良いだろう。
そう考えた意思の有る石は其の力を委ねた。
とある科学集団イトコの施設。
「あれ?」
「どうした?」
「今メタルコアが反応したんだけど……」
「本当か?」
「ああ」
「なら三人目の適合者が近くに居るという事か?」
「願わくばそいつが人類にとっての味方だといいんだが……」
「そうだな」
白衣を着た二人はため息を付いた。
其処には奇妙な石を付けたワゴンが有る。
其れはまるで生きてるかのように点滅して消えた。
適合者に反応したんだろう。
其れは誰か管理してる科学者でも分からない。
判別術がないからだ。
以前二人だけ適合者に出会えたのは物凄い偶然だった。
今回もそうとは限らない。
其れが分かるから落胆したのだ。
此の後暫し空きます。
ストックが切れたので。
成るべく早く書きます。
まあ~~誰も見ないでしょうが・・・。(遠い目)
まさか此処迄人気が無いとは・・・。




