第三十二話 過去に人あり歴史ありですか?
ズルズルと御茶を飲む僕。
うん。
内心の動揺を誤魔化してます。
「そういえば明日香?」
「何でしよう旦那様?」
「以前二人と会った時の状況を教えてくれない?」
「あれはそうですね~~」
明日香の語りだした話を要約するとこうだ。
何年前か謎の勢力が東京で戦って居ると知らせを聞いた明日香は其処に派遣されたらしい。
当時怪人に成ったばかりの明日香は部下の戦闘員と調査をしてるとアレが現れた。
自称異星人。
「自称?」
「はい彼らからの自己申告だけでしたので信憑性は無いですが……」
彼らは突然現れると都市で暴れ始めた。
魚屋やスーパーで。
金銭類を払わず魚介類を略奪し調理して通行人に無理やり食べさせたらしい。
「マテ」
「はい?」
「無理やり食べさせたの?」
「はい料金を支払ってない商品を調理して」
「何考えてるんだアレは?」
「異星人の心理なんて普通の人は分かりません」
「だよね~~」
謎の行動を起こす異星人を見過ごせず明日香たちが戦おうとした時だ。
顕れたのだ。
兄さんたちが。
変身した兄さんたちは彼らに対抗して戦ったがあっさりと負けた。
「負けたのっ! 今日みたいに」
「おうとも」
「そうね」
「威張らんでください」
「だって~~普通の人間があんな化け物に敵う訳ないだろう~~」
「そうそう~~自慢じゃないけど明日香さんの所の戦闘員にも負けるわよ」
「いや~~簡易型とはいえ改造人間ですからね~~」
遠い目をする僕。
「誰かさんと違ってですね」
「え? 明日香さんの所に居る戦闘員を叩きのめした人居るの?」
「ええ……しかも言葉攻めで私も泣かされました」
「凄いな~~怪人の明日香さんを泣かせるなんて」
やめろ明日香。
僕を見るな。
確かに金属バットでんぐり倒したけど。
改造人間相手に素手で勝てる訳ないだろう。
明日香はハッタリで泣かせえたけど。
「そんで続きを教えてくれない」
強引に話題転換する僕。
「ええ」
其処であまりの弱さに二人に助太刀したのが明日香たちらしい。
其処でようやく撃退したらしい。
此処までは良かった。
問題は此処から。
異星人の一体が巨大化。
またたくまに明日香たちは蹴散らされたらしい。
其処で兄さんたちが特殊装備で巨大化した異星人を撃退したらしい。
そうして二つの勢力は有事の際協力できるように同盟を結んだとか。
「うわ~~」
「愚弟何其の顔?」
「いえ」
国が再編した悪の組織と同盟した戦隊ヒーローって……。




