第二十四話 悪の組織が勧誘するのは止めて欲しい。(但し条件は応相談)
我が子の発言に真っ青になる御父さん。
明日香なんて乾いた笑みを浮かべてます。
「我が子がまさかのサイコパスとは……」
「サイコパス言わないでください」
「言いたくなるわ吊るしてたママチャリライダーが人形で良かった」
「やっぱり」
「気が付いてたのか?」
「粉砕した感触がおかしかった」
「……」
呆然とした御父さんの発言に僕は反論する。
別に死なないんだし良いと思おうけど……。
但し丸一日被害者は頭痛に苛まれるだけだし。
「旦那様の残酷な所素敵です」
「あ~~」
明日香の様子に御父さんは頭を抱える。
突っ込んだら負けだと思うよ。
明日香のこんな所可愛いと思います。
「それはそうとマー君聞きたいことが有るんだけど」
「魔法少女風の第三勢力ですね」
「話が早い」
「御母さんです」
僕の発言に明日香と御父さんが目を剥く。
「「ゑ?」」
「だから御母さんがタマの力を借りて変身した姿なんですよ」
「「ゑ?」」
うん。
二人して呆然とした顔をする。
仕方ないので秋に起った事を話す。
タマの事。
其れにストレス獣に御母さんが変身した経緯を。
「「え~~」」
何でか二人して落ち込んでた。
「多分御母さんは話せば敵対何かしないと思うよ」
「まあ~~あいつの事だからな~~そうだな」
「敵対したらここら一帯吹き飛ぶと思うからね~~しない事を祈ろう」
「簡単に魔法少女もどきを大量に造られたらたまらんな」
うん。
遠い目をする御父さんは新鮮です。
「でもまあ~~御父さん何で敵対していた組織の首領をしてるの?」
「それか~~」
詳しいことを省くが色々教えてくれた。
昔組織を壊滅させた御父さんは真実を知った。
実は此の組織は国が作り上げた物らしい。
その目的は主に表に出せない非合法な仕事を専門にしたモノだ。
例えば外国に拉致された国民を救い出したり。
とある独裁者を誘拐して洗脳して此方の言いなりにしたり。
或いは敵対国に潜入して破壊工作をしたりとか。
本当に碌でもない。
「滅んで良かったんじゃない? 前の組織」
「其れがな~~抑止力として組織は機能してたんだよ」
「抑止力?」
「組織が潰れた途端外国の工作員が色々としてきて大問題になった」
「うわ~~」
「だから急遽国は組織を再編成其の首領に私が指名された」
「断ればいいのに」
「出来なかったんだよ~~被害を受けた資料を見せられたからな」
「だからって一般人を強制的に拉致して改造するのはやりすぎと思う」
「ああ~~アレ? 説得して好待遇を約束したら殆どの人間は仲間になったぞ?」
「好待遇?」
「基本給三十万に交通費支給福祉系は充実ボーナスは十」
「おお」
「其れに危険費込みで出張したらその都度五十万」
「え?」
凄い待遇に僕は驚く。
あれ?
給料無いのでは?
「本当ですよ」
「マジ?」
「はい私が前に言った労働条件は嘘です」
「マジか~~」
うん。
多少命の危険は有るが凄い好待遇である。
出張てのが恐らく何処かに国に危ないことをした見返り何だろう。
そして危険な事をしないでも基本三十万は貰えると。
「其れはそうとマー君?」
「何です?」
「組織に入らない?」
「喜んで」
正義の味方?
何其れ美味しいの?
世の中御金ですよ。
嫁も出来たし。
こうして僕は悪の組織に正社員として就職した。
なお組織の鉄のおきてだけは守るように言われた。
一般人は傷つけない事だそうだ。
やったら首領直々に制裁されるらしい。
うん。
だから破壊されたのかあの怪人。




