ただ虚しいだけの文書
私は孤独だ。
家族と仲はいいし友達はいない訳じゃない。でもすごく孤独だ。
私は今通信高校に通っている高校三年生だ。
もともとは自称進学校のそこそこの高校に通っていたが高校2年になった時にそれまで不登校だったこともあり転校した。
なぜ不登校になり転校という形になったのかは中学まで遡る。
中学のころは小学校からの繋がりもあり仲のいい友達がいてしばらくは順風満帆といってもよかった。部活もソフトテニス部に入り部活と夜練をしっかりとこなしていた。
しかし人間関係は得意な方では無かったので時々ストレスで腹痛が起きたりしていた。腹痛が起きるたびに部活は見学仲間との実力の差も大きくついて行った。
するとすごく繊細な自分はこんな事を考え出したので。
「この子はこんな下手な自分と練習なんてしたくないだろうに。」
そんなことを思い出したが最後相手と練習でラリーをする事すら怖くなったのだ…。。
ラリーで自分がミスをして相手をガッカリされることが怖いそう思えば思うほどミスをして練習にいくことすら辛くなっていった。
それに並行するように腹痛をどんどん悪化していく。
結果私はソフトテニス部を辞めることになった。
それでも自分は楽しかった家庭科部に転部しなかなかみんなと馴染むことはできなかったが部活ないで一緒に話しができる友達はできた。それだけで十分だ。
そして私は中学3年迎える。
ソフトテニス部の友達とは部活という共通点が無くなり話に入れなくなったこと以外には特に困ったことはなかっか。
それでも関係性は繋がっていたしソフトテニス部が早く終わった時は一緒に帰ったりもした。
楽しかった。ほんとに楽しかった。
でもここからだ。たぶんこれがなかったら私はもっと楽しい高校生活を送れてたかもなんて馬鹿な期待を膨らませてしまう。
ある日のこと突然おならが止まらなくなったのだ。お腹は常に張っていて苦しい。原因不明のお腹の不調。
自分にも何が起こったのかわからくて最初はあまり気にしていなかった。でもこれは一向に治る兆しがなく学校ないでも噂がどんどんと広まっていった。今まで楽しく話していた友達だと思っていた子が「あの子臭くない。」友達とクスクス笑っている声が聞こえてくる。
体育の授業卓球をする場面があった。
対戦相手の子とラリーをしている中でボールをおとした。
私がそのボールを取ろうとするとその子は私がボールを取ろうとするのをとめるのだ。
そのあとその子が友達と陰口をいって居るのが聞こえた。
「危なかったァ。あの子がボール触ったらボールがけがれてもう触れないじゃん笑」私は唖然とした怖くてしかたがなかった。
私はこうして不登校になった。
誰のことも信用できなくなった。
中学校を不登校のまま卒業し人並みに受験勉強をして高校に見事合格。
しかし中学でもトラウマと原因不明のお腹の不調は一向に治る気配はなかった。
そして高校生活が始まった。クラスメイトには友達は1人もいなかった1からの友達作りしかし聞こえて来たのはあの時とおなじ声だった。「なんかあの子臭くない笑」グループでコミュニケーションも兼ねてみんなでご飯を食べましょとなった時も「あのことご飯なんて食べたくない笑」やっぱり環境が変わった所でダメだった。
そして私は不登校になった。
私は原因不明のお腹の不調が現れてからいろんな方法の治し方を試してきたその中である病気の名前を目の当たりにする。
「過敏性腸症候群」その病気の症状が私にピッタリと当てはまった。
それから私は精神科に通いそれに見合った薬に出会うことができた。
症状も少しずつ軽くなり薬を毎日飲まなくてもよくなった。
でもトラウマは自分の中にずっと残っていて高校2年はクラスを調整してもらい極力前のクラスの生徒と一緒のクラスにせず中学の頃の友達とも同じクラスにしてもらったが上手く行かずに挫折高校に通うことを諦め通信制に転入した。
通信制に転学してからはすごく楽になった。人間関係のめんどくささが全くない。私のいる所はまるで塾のような所だ。
その変わり私には人との関わりがなくなっていた。
中学からの友達にさ恥ずかしながら今だに通信制に移ったことを言えていない。嘘を着いているのだ。前の高校に通っていることにしている。正直辛い。嘘を着くのは辛い。でもそれを超える程怖いのだ。みんなは自分が普通に高校生活を送っていると思っている中で変に気を使われ、距離を置かれるのが怖いのだ。
そんなことをいうとそんなの友達じゃないと言う人がいるだろう。
確かにそれも一理ある。
私は自分を友達にしっかりとさらけ出したことがあっただろうか強がらずに弱い自分を見せられたことがあっただろうか。いやない。
だから私は今孤独なのかもしれない。みんなに嘘をつき誰とも繋がりがないでもsnsを開けば一緒に勉強をしていた人達がみんなでプリクラ撮っていた。羨ましい。虚しい。私はいつ間違えたのだろか。
これから私はなんとかしてこの孤独を抜け出したいだから最初は転校した事をみんなに話すことからやってみようと思うこの文書はただの私の過去でありなんも面白いことも運命的なこともないただこれを書くことによって私は自分と今すごく向き合えている。