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それぞれの未来。

「はーい、そういえば前のサバゲーでのデートの件、取り消していいですか?!」

朝食後、奈緒は手を上げて宣言する。


「その代わり、別の言う事を聞いて下さい!」

嫌な予感しかしない一同だったが、彼女は思いがけない言葉が発せられる。


「彊兵先輩とマリアちゃんは、結婚して幸せになる事!!」

奈緒は二人を指差すと、そう言ったのだ。


えーーーーーーーーーーーー!!!


全員が予想だにしていなかった言葉の為、しばらくの間沈黙が続いたが、彊兵とマリアが同時に言葉を発する。


「「ありがとうございます!!」」



ーーーーーー三年後。


「「行ってきます!」」

彊兵とマリアは元気よく自宅を出て行く。

彊兵とマリアは、同じ有名な国立大学に通っている。マリアは医師になる為、医学部へ。彊兵は薬剤師になる為、薬学部へ。


湯川姉妹は相変わらず同居している。

湯川姉はあれから再就職をし、元警察官という能力を活かし、警備会社で勤務している。 

湯川妹は高校を卒業後、彊兵達と同じ国立大学へ受験をしたが、落ちてしまい、今は猛勉強中。


彊兵の母親はトレーダーとして今も、みんなのサポートを続けている。


刈谷は父親の会社を継ぎ、代表取締役社長に就任。


東栄は、キャリア官僚になるべく、猛勉強中だ。


【追記】


この一年後、彊兵とマリアは結婚をするが、勉学を最優先としており、結婚してもその生活は変わらなかった。


マリアが医師となり、彊兵が薬剤師になるのはまだまだ先の話であるが、二人の培ってきた深い愛情は変わる事は無かった。

この先も二人なら、どんな困難も乗り越えられるはずだろう。


ーーーーーーーーー終わり。ーーーーーーーーー

最後までお読みいただきありがとうございました!

次作はこの新城市を同じ舞台とした、数年後の話です。

登場人物は変わりますが、この作からの人物も出す予定です。

宜しければご覧ください。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今朝からひたすら読んでました。壮大なストーリーからのシリアスで繊細な心のやり取りが凄く興味深かったです。 先生達の理不尽な行為、二度の記憶喪失、それによる家庭環境に悩みを抱える者同士の葛藤等…
[一言] お疲れ様でした。面白かったです。次回も期待してますよ。(≧ω≦)
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