扉開けた
そいつは、いかにも勇者な面構えをして、天然そうな目でポカンとおれを見てきた。
やめろぉ!! そんな目でおれを見るなぁぁぁ!!
対して、猫耳ロリ巨乳オッドアイ美少女は、おれを養豚場の豚を見るような目でおれを見てきた。
これは…これで……!
「お、おい…やべーぞ、リッチー……あいつら、人間族だ!」
ん、いつの間にか足元にいたスラリン(今命名)が、おののきながらすり寄ってた。べっちゃとした。
「ファルス、何言ってんのよ……! こいつは、ワイトなんていう、生易しいやつじゃないわ……こいつは、不死王・リッチーよ!」
本当は地下100階くらいにしかいないのに……
と、猫耳ロリ巨乳オッドアイ美少女はブツブツ言っている。
なるほど、なんとなく強そうだ。少なくともワイトじゃないとわかって一安心だ。ホゲェェェェと言いながら握りつぶされたくないしな!
しかし、どうにも勇者っぽい、ファルスとかいうイケメンは、自体を飲み込めていないらしい。
いきなり、背中から、重たそぉ、な、よく切れそぉ、な、剣を抜くと…
「どっちにしろ、叩っ斬る!」
なぜそぉなるぅぅぅぅ!?!?