ダンジョンに出会いを求めるのは正解です
と、おれが、何気ぇに、地味ぃに、傷ついていた時に、何やら前のほうが騒がしくなってきていた。
うん? なんの音?
おれは首をかしげた。あぶねぇ! もげる所だった!
と、そんな一人ショートコントをやっていた瞬間だった!
突然、洞窟内に爆音が響いた!
どぉぉぉぉん!!!!
「ワッツ?!」
おれが思わず、英語で なに? といってしまった時、もうもうとした煙の中から声が聞こえてきた。
「げほげほ! もう! ファルス! もう少し力加減を何とかしてよね!」
む!? この、まろやかな声優ボイス!
美少女に違いない!
煙がだんだん晴れていくと、そこには、猫耳、オッドアイ、ロリ巨乳の美少女がいた!
「ぬぉぉぉぉ! レベルタケェェェ!?!?」
さすがだよ! さすがに異世界だよ! ダンジョンに出会いを求めて正解だよ!
おれがめちゃくちゃ、高ぶっていると!
「ごめんアリス!」
あ? 爽やかなイケボ。飲料水に例えたらポカリかアクエリアスな声が聞こえてきた。
煙が晴れるとそこには……!?
「あれ? ワイトだ」
金髪碧眼で、鎧の上からでも細マッチョてわかって、天然そうで、男も女もみんなこいつの事好きになるだろみたいな顔のイケメンがいた!
「勇者キタァァぁぁ!?」