表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/303

96話【遭遇6・落下・】


「いつ終わるって、ハーちゃんが消える時だよ」


ごくり、と占い師は唾を飲み込む。

赤マントはニタリ、と笑い手に力を込める。

占い師は「死」ではなく「消滅」がやってくる。

「消滅」した占い師の存在はなかった事にされ、だれも知らない存在へ。

消滅する条件は、寿命、もしくは占い師同士の戦いの後。

占い師同士が戦うと、どちらかが必ず倒れる仕組みになっている。


つまり、この戦いの決着はどちらかの占い師が消滅するしかないのだ。

こんな無駄な闘いしたくはないのに。

赤マントは本当、喧嘩好きだよなぁ。

大きく欠伸をしてハーちゃんは椅子を消し、シールドを解除する。

このシールドを張っている間も体力を消費してしまう為、解除して戦わなければならない。


「なるべく体力を消費したくないので、早く終わらせます」

「そんな事言って、全く進んでないじゃない。これじゃあ、二人とも消滅よ」


ゴゴゴゴゴゴ……


赤マントが話し終えた時、いきなり地面が揺れ始める。

足元に目をやれば地面にヒビが入り、赤マントの足の下は闇になっていた。

フンッ、と鼻で笑うと、


「私をこの闇に落として地面を閉じてしまおうという所かしら?確かに、私がこの地上から消えれば篠川達(アイツら)を閉じ込めている闇も解除されるわよ。でも、私の術ならこの闇も吸い取って自分のものに__________」


話している途中にも関わらず、占い師は新たな攻撃を繰り出していた。

赤マントが見上げれば、空から赤く燃える大きな炎の塊が降ってきていた。

_______隕石⁉︎

あれで___


ズドンッ、ガラガラガァ


(あの隕石で私を潰す気なんだ!)


でも、大丈夫!

私の闇魔法であの隕石も闇に吸い込ませて仕舞えば、良いんだから。

バッ、と腕を出し掌に闇を作り出そうとするが____


「え!?闇が出ない!なんで!」


掌で闇はズブズブ、と小さく渦を巻くだけで大きくはならない。

焦り、両手を出し闇を作ろうとするが、やはり大きくならない。

その時、上から声が降ってくる。

間違いない、憎い憎いハーちゃんだ!


「先程の戦いの前、篠川さん達を閉じ籠める為に闇の3分の2を使いきり、私との戦いで「疲労」を闇に吸わせて最後を使い切っていたのです。ステータス欄の所に、闇0の表示が出ているはずですよ」


慌てて赤マントは握り拳を体の前に出し、パッと掌を開く。

そこにはステータスが書かれた画面が表示されていた。

名前の下、そこには確かに0の文字があった。

無駄遣いをしてしまったようだ。


「今回は負けたけど、次は絶対に、復讐してやるからな!」

「その前に今回の戦いを「復習」してきて下さいねー」


(ウゼェ……しかも、寒い)





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ