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93話【遭遇3・仲間・】

「ハーちゃん、篠川(アイツ)リセット者だったのか?」


赤ローブは腕を組み、苛ついているのか指を魚のエラのように上下、上下と動かし、足も同じ動きをしている。

占い師は大きく溜息をつき、


「私の担当だって言いましたよね?そして、顔を見られたくないのであれば(ウラナイノヤカタ)に居ればいいでしょう?」

「アタシだってこういう事、やりたいわよ」


ローブの女は夏の日差しに耐え兼ね、フードを取る。

フードを取ると、頭には獣のような耳が生えていた。

口にはキラリと光る牙が生えている。


「良いんですか?外で姿を出しても」


不思議そうに占い師は首を捻り、赤ローブを睨む。


「私が空間を作り出しているから周りからは見えないわ」


そうですか、と占い師は相槌を打ち、マントから腕を伸ばす。

真っ白な日に焼けていない肌は周りの景色の中で浮いている。

赤マントもあご下のリボンの下の隙間から腕を伸ばした。


『周りの人間には危害を加えない』


二人で掟のような台詞(セリフ)を口にした後、赤マントの掌から光が生み出されていく。

占い師の掌からも光が生み出され、また赤マントが何かを話す。


「私は篠川(アイツ)にリセットの誘いをしただけじゃない」


占い師は右の手の甲に左手を重ねながら、


「私の大切なリセット者です。貴方のような金を奪う事だけが目的の人間には、渡しません」


赤マントは右手をブンッと振り、手の中で作られた赤い光を占い師に向かって飛ばす。その光は次第に大きくなりながら占い師へ向かって飛んでいく。


「渡してくれないなら、私が気に入ったんだから力尽くでも貰うから」


ハーちゃんは、その光に自らが作り出した光を打つけ、光の粒にしてそれから闇を作り出し、光を吸い込ませた。

赤マントは感心したような表情を見せ、もう一度赤い光を作り出す。

少し赤マントが笑うと、獣耳もピクピクと動いていた。



「おーい!誰かー!」


篠川は叫んでいた。

しかしながら、『闇』が声を吸い込んでしまい声は耳には届かない。

ふと、左を見たとき、何かがチラチラと蠢いていた。

じっと闇に目を凝らすとそこに居たのは二人の人間_______


「涼!?美和!?」

やはり、声は闇に吸い込まれてしまったが間違いなく二人がそこに座っていた。

篠川は2人に近付こうと歩き出す。

しかし、動きも闇に吸い込まれてしまい進む事ができない。

あの2人もまた、赤マントの餌食となっていたのだ……………



美和と涼はカフェの帰り、路地裏を出た時待ち伏せをしていた赤マントに出くわしてしまう。


「リセット、しませんか?」


不信に思った2人は引換そうとしたが、そこには闇が現れ道が飲み込まれていた。

行き止まりになった2人は赤マントからの逃げ道を探した。

が、能力のない一般人ではやはり、対抗できず結局闇が逃げる間もなく広がり飲み込まれてしまった。


そして着いたところは今居るところ。

出口のないこの世界(ヤミ)に体力も飲み込まれ、その場に座り込む事しかできなかったのだ。



「お前ら、どうしてここに………」


しかし、その声は届かない。

2人は座り込んだまま、視点が定まらないように目を動かしている。

早く助けださなければ2人が危ない。

でも…………………。









誠と涼をよく間違えてます……。

ごちゃごちゃです。

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