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9話【勉強?ナニソレ?美味しいの?】

男からのメールが途絶えると、俺は携帯電話をデスクの上に置き制服を脱いだ。なんなんだ、あの男は??制服を、部屋の隅に用意されていたハンガーにかけ折りたたみ式のベットにゴロン、と横になる。5時台は、面白いテレビもやっていない。


本当に、つまらない時間だ。

俺の暮らす寮は、1人部屋。定員は、30名。中学2年生は、男は俺一人。その他は、高校生だ。


部屋は、ワンルーム、当たり前か。冷暖房はなく、バス・トイレも共同。俺が大嫌いな生活だ。あー、と頭を掻きながらベットから起き上がり、俺は宿題に取り掛かった。しかし………


「わからん!さっぱり、わからん!」

中学生の勉強だ、と舐めていた俺はガクンと床に跪いた。ゆとり世代は、終わってしまっていたのだ。てっきり、まだゆとり世代だと考えていた俺は馬鹿だったようだ。


「連立……ホウテイシキ?なんだ、それ」

多分、これは習ったはずだ。しかし、何も出てこない。

x=3y−7

x+5y=9


見覚えが、ない。俺の目がおかしいのだろうか。式を、見間違えたのだろうか。しかし、ジックリ見たとしても答えは同じだった。


「わからない」

どうしよう、そう焦りあの占い師に電話をかけた。その指は、超光速だった。

『ハイ、もしもし。占い師です』


「あ!連立方程式の解き方を教えていただけませんでしょうか」

『あの、言いましたよね。明日も早いので寝ます』


「そこを、なんとか!宿題の解き方が解りません!」

占い師は、呆れたように俺にある電話番号を伝えてくれた。メモ用紙にその番号をメモしていく。歪んだ文字は、あっという間に紙をいっぱいにした。


「その人に、教えてもらってください。フワァ〜、おやすみなさい」

占い師の男は、大きな欠伸をして電話を切ったのだった。しかし、俺はまだ終われない!さっき教えてもらった電話番号に電話をかける。


プルルルル……と、4回ほど呼び出し音が聞こえた後、聞き覚えのある声がした。

『もしかして、篠川君?私は、美和だよ。どうしたの?』


美和の声は、いつもの様に明るいものだった。俺は、少しホッとして本題に入っていった。


_________美和の説明は、解り易く、尚且つ上手だった。宿題用ノートは美和のお陰でキレイにまとめることができた。方程式は、苦手分野なのだが少しは克服できたかもしれない。


『篠川君、解った?じゃあ、切るね』

美和は、俺が出来た事がわかると即座に電話を切ってしまった。(怒ってしまった????)

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