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【詩集】射してくる夜明けの光

【詩】「はるのうそ」「ためいき」

作者: につき
掲載日:2015/04/10

「はるのうそ」




ひゅうひゅうと、

はるの風がとおっていく。


さくらを散らせるはるの風。


かぜを引かせるはるの風。


はなびえの風がほんとうで、

さんかんしおんのしおんはにせもの。


はるは、

あたたかいかおをして

みんなをだましている。


だまされそうにない百合だって、

そのうちに咲いてしまって、

くしゃみする。


ぼんやりしている躑躅つつじなど、

咲いてふるえてのくりかえし。


それでも

はるは、

とってもきれいな花火のように、

咲いて消えるしゅくめいだから、


どうぞ腹を立てずに

だまされてやって

下さいな。







「ためいき」




むねのなかに

くもがある。


はきだせば、

いろづいたはっぱのよう。


ぽろりぽろりと

こぼれるあかきいろ。


からからと

じめんをころがっていく。

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― 新着の感想 ―
[一言] 二編とも、すっと心が軽くなるような、やさしい詩でした。 三寒四温とか、暑さ寒さも彼岸まで、とか、その通りだと感心する時もあれば、だまされて風邪をひく時もありますよね。 くしゃみする百合や震え…
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