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神の使い

作者: 零桜

私達の頭上にはいつも、空が広がっている。そしてその向こうには宇宙がある。

皆が知っている常識。

でも、人は知らない。空にはもう一つ異次元が存在することを…。それが、神や天使たちが住む天国である。


私は神の使いだ。なんて言っても誰も信じてはくれないだろう。

私は、音楽で成功を修めた。今まで音楽なんて全く興味が無かったのに・・・。


高校2年のある日。私は突然作詞をしてある有名な賞を貰った。

それから、私の人生が変わった。私は高校を中退し、作詞に専念した。

そして今に至る。

それから私は、異次元が視えるようになった。

・・・・・と私の身の上話はこのぐらいにしておこう。

天使達の話だ。


天使・・・つまりこの世にまだ存在していない者たちだが、あの異次元から私達のことを見ている。神の使いである私には彼らの声が聞こえる。


「あの人もうすぐこっちに来るね」

「うん。でもあっちの人はダメ。地獄に落っこちる」

「私、あの人達の子供になる」「うん、いってらっしゃい」

「あの人が神様に認められた人??なんかパッとしないね。折角の才能なのに」


とまあこんな具合だ。

だから私は神の使いだ。こんな特技は誰も持っていない。

私は音楽の申し子だ。モーツァルトやベートーベンのような大音楽家となるのだ。

ジャンヌダルクのように神に認められたのだ。

私は歴史に名を残す。

素晴らしい。なんと素晴らしいこと!!!

おっといけない、神や天使が見ている。こんなことで浮かれていては、いけない。

さぁ、作詞をしなければ。そして私は名を残し、神になるのだ。

んっ!?神になる。そんなこと初めて考えた。

しかし良い響きだ。死んだら神になれるかもしれない。なんせ私は神の使いなのだから!!


「あーぁ、悪魔の誘いに乗っちゃったよ。あの人」

「可哀想。もう駄目だね」

「バイバーイ」「さよなら、神の使いさん♪」


急に天使達の声が途絶えた。

何故だ。何故だ。なぜ!!!

私はマンションの屋上へ行った。天に近いところへ行きたかった。

『私は神の使いだ。申し子だ。天使達!なぜ話を止めた』

【それは、あんたが俺の声に耳を貸したから。神になりたいと思ったから】

振り向くと黒い物体が私を包んでいた。



ピーーーーーーーー

『先生、心臓停止が確認されました』

『・・・7日午前10時30分。御臨終です』



そして私は、真っ暗な暗闇に放り込まれた。

何も無い、考えることもままならない、虚無の世界に。

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― 新着の感想 ―
[一言] うーん、よくわかりませんでした。少し話が飛びすぎであるような。
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