はじまり-8
グラブルで水着エウロペが当たったり、
黒猫で色々当たったり(ゼラコピよき♪)
剣で中々ルリナ倒せなくてピカブイからサンダース引っ張って来ようかなと思いつつ
レポートやら提出物の締め切りやらに追われながら毎日過ごしていますが僕は元気です。
(意味:遅くなってすみません。
でも基本的に「まったりゆったり不定期に」をモットーにやっているので平にご容赦!(。>д<)ゴメンネ)
P.S.少し今回は長め?です。
「さて。メシャさんや。」
「はい、何でしょ?」
「チュートリアル、始めないのかい?」
「え、えーっと………」
「どったの?」
「いやー、ね。………
ってかさ、要らないんじゃない?チュートリアル。」
「………………………いやっ?!さっきの話聞いてたよね?!何か変わっているかも知れないからお願いって言ったよね?ね?!」
(やべぇ、メシャ壊れているのでは?!まさか誰かにこのゲーム乗っ取られたかも知れない?!これから黒いフード被った男が現れて「これから皆さんにはデスゲームを始めてもらいます。」なーんてヤバい展開になる?!いや、止めてよ!そんな事求めていないからね?!いや、待て。これは実は異世界に行っていて何か冒険に巻き込まれるとか?!いや、冒険はしたいけど、モノホンの命かけて冒険なんてごめんだからね!
………………………
………………
………
なーんてな。まぁメシャの事だ。大方ふざけているに違いない。)
そんな下らない冗談を考えながら彼女の答えを待つ。
「え~とね。特に変化した所は無いのだよねぇー………身体動作は特にね。そういう所はしっかり確認した上でのβテストだったしさぁ………アハハ」
(やっぱりね。まぁ大体そんな事かと思ったよ。)
そう思いながら彼女に、
「んじゃ、世界観どーなってんの?βの時完成版とは世界が違うって言ったよね?」
(あのときは全く教えて貰えてなかったしな。どう質問してもはぐらかされちゃったからなぁ。教えて貰えないかな。まぁ、ダメ元で。)
「んーとね。簡単にいうとね。あの時の世界は今うちらがいる世界の平行世界に当たる所かな。うん。」
「ふーん。………………………えっ。
教えて良いの?!あの時はどう聞いてもはぐらかされたのに?!」
「ふふっ。まーね。大サービス。
って言えれば良いのだけどね。実は他の『異邦人』によって知られちゃったのだよね~。
まぁ、いいけどさ。」
そう彼女は少し悔しそうに言った。
しばし二人の間に沈黙が続く。
その沈黙を破ったのはメシャの方だった。
「ん~で?始める?一応。」
「ああ、頼む………ってあんたが中断させたのだろっ!」
「えへへ。」
「じゃ、改めて、よろしくお願いします。」
「うむ!」
さて、全然チュートリアルがはじまらなかったけど、漸く始められる。
まぁ、大事なことは体がしっかりと動く事を確認することだよね。なんと言ってもVRなMMO、つまり電脳世界に作られた世界にプレイヤーが入り、その中で血湧き肉躍るような冒険したり、のんびりまったり生産したりする事ができるのがウリのこのゲームなのだから。健康第一、体が資本………ってこれは違うか。
まずは体をしっかりとほぐして行く。
………まぁ、電脳世界なのだからいらない気もするが。こういうのは気分!気分的な問題なのさ!
体がしっかりとほぐれた後は草原を走ったり、跳ねたり。いわゆる移動系に分類される運動して、
「1、2、3、4!」
中段突きをしたり。まぁ武術に分類される運動かな。
しばらく体を動かし、大方のVR内での動き?カン?を取り戻した後、メシャを呼ぶ。
「メシャ~?
おーい?(・。・)ドコー?
メシャさーん?
Where are youー?
はろー?(丿 ̄ο ̄)丿」
No reply .(日本語訳:返事が無い。)
「まったくぅ~何処いっちやったんさぁ~?メシャ~?」
声をかけても全く返事が帰ってこない彼女を心配して、うろうろしてみる。さて、どーしたもんだか。
(寝落ちしたか?それはなiいや、まぁこのゲームは物凄くNPCがリアルだしなぁ………
彼女も性格的にあんなんだしなぁ………
仕方ない。
もうちょっと探して………………………
って、なんじゃありゃ?
この身体動作適応確認用チュートリアルステージはこの平原“だけ”のフィールドのはず。つまり、このフィールドは緑色の草で覆われているから他のオブジェクトは無いはず。なのにそこだけはポツンと異質な“火”が燃えていた。