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プロローグ
わたしの名前はアレクサ・パルトといいます。
８歳です。髪は黒でクルクルの巻き毛だよ。
瞳はペリドットのようだとお父さんに褒められます。
わたしのお父さんの名前はカムオス・パルトというんだよ。
金髪碧眼のイケメンだ～～～♥
お父さんはイデアル国とグーシル帝国との境にある防衛都市の副騎士団長です。
とっても強いんだよ。
防衛都市の中心にダンジョンがあって、ダンジョンから湧き出る魔物からこの世界を守っているんだよ。
お母さんの名前はレオーネていうの。
わたしを産んでくれたお母さんは死んでしまったけれど。
レオーネお母さんは優しくて料理も得意なの。
刺繡も上手でお父さんのプレゼントの手拭いの刺繡はお母さんに習いながら刺したの。
強いお父さん。優しいお母さん。
二人の愛に包まれて、わたしは幸せだった。
お父さんとお母さんとは血が繋がってはいないけど。
二人はわたしがそのことを知らないと思っているの。
でもわたしは知っている。
そのことを覚えていたし。
みんなが教えてくれたし。
その事もみんなのことも内緒だよ。
時が来るまで知らないふりをしていなさいって言われたの。
お父さんとお母さんとみんなと一緒に暮らしていてわたしはとても幸せだった。
あいつらが来るまでは……
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２０１８/11/2８ 『小説家になろう』 どんC
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