↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/22

帰還

 会社に戻ると、ジョーが俺たち4人をミッション指令室に集めた。


「よくやった! ご苦労様」

 俺は正直、怒鳴られるのを覚悟していたのだが……ちょっと拍子抜けだ。


 ミッションの失敗は元王妃が容疑者ポールに誘拐されてしまった場合だそうだ。


「お前ら、今日は各自家に帰ってよし!」


 俺はクルム先輩、ハヤト、ミエコに何も告げすに、黙って会社を後にした。

 外の空気はやっぱりこの世界も美味しいかも……。上空には食料を確保に飛び立つNASAのタイムマシンが見える。家につく間、NASAの食料確保の話でもしよう。


 2098年NASAが食料確保にタイムディスクを使い始めた当初は、過去の地球に戻り家畜の血や内蔵だけを持ち帰りDNAを取り出しクローンを作っていたのだ。過去ではキャトルミューティレーションと呼ばれ地球外生命体を仕業だなんて噂もあったみたいだ。しかし、これは土地の限られた地下世界、家畜を育てるための食料を確保することが難しいという事、そしてなにより美味しくないって理由で、成長した家畜をそのまま捕まえてくる方法に変わったのだ、これまた過去ではアブダクションと呼ばれ、地球外生命体の仕業だとされているようだ。

 でも仕方がないと思う……だって、見たこともないタイムディスクが音もなく現れて、家畜を上空から奪ってまた消えていくなんて、地球外生命体の仕業、いわゆる未確認飛行物体UFOに連れ去られるとしか思えないやり方だ。しかしこれに一番驚いたのはNASA自身だって噂もある。

 100年程昔は必死にUFOの正体を解明しようとしていたのに、実は100年後の未来の自分たちの仕業だったんだって気付いたのだから。


 それから、こんな話も聞いたことがある。食料にするのは動物や植物だけじゃない。当然魚類なんかも海から捕まえてくることがある。ところが、地球の資源を守ろうってことで、持ち帰ることが許されるサイズの基準がある。その為、自動的にサイズを判別して基準に満たないサイズはリリースする仕組みになっている。しかし、突然の雷雨や高波になるとリリース前にその場を離れてしまうことがあるそうだ。そうすると希に住宅街や都市部で魚をリリースって失敗をしてしまう事がある。そうすると、過去の人類はファフロツキーズ現象とか怪雨と呼んで全世界で超常現象として大騒ぎになるらしい。


「ただいま~」

 俺はシャワーを浴びると、そのままベッドで横になる。

「次のミッションはなんだろう……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。