いのち
いのちはどこからうまれるの
いのちはどこへときえてくの
なんどもなんども聞いてるけれど
おとなはだあれも答えない
きっとぼくが子どもだから
それでへいきとおもっているんだ
いのちはどうしてうまれるの
いのちはどうしてきえちゃうの
やっぱりなんども聞いてはみるも
おとなはだあれも答えない
ぼくはもう子どもじゃないのに
おとなはだあれも答えない
ママはどうしてうまれたの
ぼくはどうしてうまれたの
それを聞いたら ついにおとなは ばかねと言った
あなたに会いたくて生まれてきたのよ
あなたもだれかに会うために生まれてきたのよ
だれかにであうためならば
だれかにであうまえにきえ
散ってしまういのちはなんだったのだろう
ぼくにはわからない
おとなもだあれも答えない
きっとおとなもわからない
だからだあれも答えない
きっとだあれもわからない