第7話 笑顔と食事。
少ないよ~(´・ω・`)
何だかんだ色々とコータは納得できない表情ではあったが無視をして話を進める作者の強権。強権バンザイである。リリは読みはじめるようだ。
「本に勇者の能力のと出身の記述が残っている。先ず、出身は他の世界。そして能力の一つにずば抜けた身体能力とある。その拳は大陸に穴を空けるほどだと言う。コータの力は少なくとも木を殴り殴った部分を粉々に出来る威力があるみたいだよな?だから君が勇者である可能性は高い」
確かに力は凄かった。と、コータは納得にはいかないにしてもその事には頷く。
「にしてもありがちだなぁ……何処のラノベの異世界ものだよ……あ、俺のことか」
ラノベのような体験をしている自分を他人のように突き放す。
でも、その体験をしているのが自分なんだと思い出すと微妙な気分になった。難しい年頃である。この年齢。コータは23才であるが、この歳ならチートかもしれない状況でしかも異世界転移とか「ヒャッハーー!これから俺の時代だぜ!!」とか「俺TUEEEEEEやれるんか!?うっひょーーーー!!!」とか「海○王に俺はなる!!」とか無いのだろうか?ん?最後のはいらないって?あ、ごめん。こ、コホン。とにかくはしゃいでも良いはずなんだけどなぁ。ノリが悪いなコータ。
「今、何かいわれのない事を言われた気がする?気のせいか?」
こういうときの勘は鋭いとか……もういいよ。
とにかく。リリは説明してくれた。
「何かまだよくわかりません。自分がそんな勇者だなんてあり得ないですよ」
「まあ、そうだよな。でもこれはあくまで可能性の話だ。でも私はまだその力を直接見たことないし良かったら見せてくれないか?勿論場所を移してだか?」
そうリリに言われてコータは笑いながら頷いた。
「雇い主に逆らえませんから良いですよ。でも」
そういうとコータはお腹に手を乗せて。
「ただ、腹ペコ……なんで、何か食べさせて貰ってからでも良いですか?」
そう言うコータにリリは驚いた顔をして目をぱちくりしたのち、大笑いしてから「そう言えば朝から何も食べてなかったな~」と言い。
「わかった、先に食事にしてから見せて貰うことにしよう。何、今日は店は休みだから気にすることはないしな」
コータは肩をリリに軽く叩かれ、やっとご飯にありつける安心と安堵から自然と笑顔になっていた。そして異世界にきてから、初めて笑ったコータなのだった。そして食事は美味かった。流石料理屋さん。
続きます。
マグロご期待ください!!
ヴェァアァァァァァ!!?
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