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第29話 新しい従業員?大丈夫だ問題ない!(多分)

クローネはアブラギッシュなカエル野郎に

おたまじゃくしを量産させられるから

家出して、この店で働きたいが……が

前回までの朝ソコ。


「なるほどな……話はわかった」


そう言葉で理解を示すリリ。ちなみコータも聞いていたので話は分かる。馬鹿では無いのだコータは。多分。


「なんだろう……また、どこかで馬鹿にされてるような気がする……」


コータは二人に聞こえないような独り言をふと呟いた。そういう感だけは鋭いから馬鹿に出来ないのだ、馬鹿には……。腑に落ちない表情で首を傾げているコータに気づいたリリは「どうかしたか?」とコータに聞いてきた。コータは「大丈夫です、続けて下さい」とリリに言った。リリは「そうか?なら良いが」と話を続ける。


「クローネ、私たちは寧ろ歓迎だ、募集を掛けていたのは人手が現実的な話、店に足りて無いのだ。だからクローネのような人を待っていたと言うのが現状なのだよ」

「なら__」「たが、現実的な話だ。クローネよお前を匿って私たちは大丈夫なのか?」

「もしかりにバレたなら余が全て責任を持って何とかするだから__」

「なら、問題ないな」

「ほぉえぇぇっ!?」


最初の警戒した発言は何だったのやらと思うほどのリリの肯定の早さに思わず間抜けな声を出し困惑した顔で固まるクローネちゃんである。クローネちゃんである。大事なところだから2回言いますた。あ、かみまみた……。


コ、コホン。後、コータは何と無くではあるがリリが面倒見良いのが分かっていたので、遅かれ早かれこうなると分かっていたっぽい。だからであろう。ただ、ただ、うんうんと頷いていた。それはもうバカの一つ覚え見たいにうんうんと。バカの一つ覚え見たいに。大事なところ__以下略。えっと……話を続けます。


「よ、良いのか?」

「何かあったらクローネが何とかするんだろう?だったら何も問題ないさ。話し合いで済まなかったら、最悪ウチにはコータも居るからな。なんの問題もないさ。な?コータ?」


リリ他力本願である。それに対してコータは。


「まあ、最悪戦わなくても二人を連れて逃げれば良いんで確かに問題は無いです。でも、折角の楽しい生活が家が職場が無くなるのは嫌なんで、クローネその時は本当にお願い……」

「相変わらず女々しいヤツめ、こう言うときは死んでも守るとか男の気概を見せてみるものだぞ?」

「俺はことなかれ主義なんで、戦いなんてしたくありませんよリリさん。暴力絶対ダメ!痴漢アカン!!」

「アカンってなんだそれは?」

「とにかくアカンのです」


リリとコータはやんや、やんやと騒いでおりクローネを放置プ……もとい、蚊帳のそと状態にして騒いでいる。そんな放置プ……蚊帳の外のクローネは先程から固まっていた。だが騒いでいるコータとリリを暫く見ていてようやく言葉が出せたようだ。


「お、お主たち……」

「あ、ごめんごめん!放置して」

「悪気は無いのだ。コータが__」「何で、お主らはそんなに優しいのじゃ?普通貴族と言ったら嫌な目で見たり、好奇の目で見たり、恐れたりするのに……余が何度言っても言葉を違う意味で改めんやつらばかりじゃったのじゃ。でも、お主らは違う。なんと言うか気安く接してくれる……」

「なんだ?気安くされるのが嫌なのか?」

「ち、違うのじゃ!違うのじゃ!!それが嬉しかったのじゃ!だからそのままで良い!」

「そうか」

「うぬ。でも本当に良いのか?面倒くさいのを雇っても?」

「大丈夫だよく、リリさんが良いと言ったら良いんだよ」

「そうだぞクローネ私の店だ!私が決める」

「まあ、単純に寂しがり屋だから人が多くなるとそれだけ一人の時間が少なくなるしリリさんは凄く嬉しいと思うよ?」

「なぁ!!?ちょ!?コータお前それを言うとは卑怯だぞ!!?」

「あ、すみません。口がつい滑りました!」

「貴様ぁぁ……は、恥ずかしいではないか!!馬鹿者め!!!」


リリは顔を真っ赤にしてコータを怒鳴りそれから後ろを向くどうやら顔を見られたくないようだ。照れ隠しである。リリさん可愛い。


そんな二人を見てクローネは。


「……ふ、ふっふっ、ハハハハハハハハッ!!愉快じゃ!愉快じゃのう二人は!よしでは色々面倒な余ではあるがよろしく頼む!」


一通り笑った後にクローネは、改めて二人に頭を下げてから。


「改めて、私の名前はクローネ!クローネ・シフォン・クロワールじゃ!!色々と厄介な問題を抱えておるが、今日からここで世話になるリリ、コータこれからよろしく頼むのじゃ!」


力強く再度の口上を述べてからクローネは二人に頭を下げた。普通の貴族はそんなことはしない。大抵、名誉云々となるからだ。そんな家出中ではあるが貴族のクローネが頭を下げたことが、この出会って間もない二人をかなり信用していることを示している。まだ、そんなに話してはいないのだが。何かが二人をそこまで信頼にたる何かがマルカをそうさせたのだろう。


何かとは主にエクトプラズムとかスピリチュアル的なものなのか、主にセロトニンなのかは定かではない。Hey!カ○リークイーン的な物なのかもしれない。信じるか信じないかはあなた次第。脱線したが、話を続ける。


そんな、頭を下げるクローネに対して二人は。


「勿論だ今日からよろしくクローネ」

「この世界来てから初めての後輩が貴族とかビックリだけど、とりあえずよろしくねクローネ」


何気無くそして自然に笑顔で二人はクローネに言った。


「……うぬ!」


クローネもそれに笑顔で答えるのであった。


これで、予てより問題であった人員の増加が叶い。ノルド料理酒場に新しい従業員が入ることに。リリの寂しさも少しは解消出来るし、人員が増えたことでもう少しお客への対応が行き届く筈だ。これで個々の負担も減るだろう。など、そう考え思い巡らすリリは、ほんの少し肩の荷が下りる気がしたのである。


だがしかし、二人はまだ気が付かない。それはクローネが貴族であり今だかつて働くと言うことをしたことがないと言うことを。


そんなこと考えもせずに、今日も夜が更けていく。今はだだ、新しき従業員のクローネを歓迎して。







次回クローネちゃん頑張る!お楽しみに。


インフルで動けなくてダルいけど暇でやること

無くて、キツくてぼっーとするなか書いたから

変なところたくさんあると思う29話。変なら

教えてくださればありがたいっす(´・ω・`)


何か、書きたくなりましてゲリラ的に

また書いてしまいました。少し短めで

すみません。


読んで下されば幸いです。

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