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第16話 昼下がりの訪問者たち。

何とか書き上げましたぁ~


楽しみにしていただけているのなら

ありがとうございます!今日初めて

ご覧になる皆様やそして既に読んで

下さっている皆様全員に楽しんで

いただけたら幸いです!


昨日と同じように原語、貨幣の勉強をしてから眠りにつく(と言っても本などはまだないので文字の反復や貨幣計算などのイメトレなのだが)。そして長い夜が明け仕事2日目朝が始まった。


相変わらず朝が早く目覚めの早いコータ今日も気合いが入っている。


昨日の話により、ファミレスやその他飲食店のシステムを取り入れるために、昨日の夜はテーブルやカウンターにそれぞれ番号を振った紙を一つ一つ張っていった。それからセルフサービスのピッチャーをそれぞれのテーブルに置く。カウンターには1席毎にグラスを一つ配備。料理や酒を飲んだり食べたあと使ってあった場合、カウンターで作業及び料理をしているリリが回収し、新しく配備する。必要があったら新しく配備する。使わない場合はそのまま。更に片付けは客が去ったら直ぐにでも取りかかり店がより回転するように心がける。遅いとその分売り上げが落ちるしいつまでも食べたあとの食器が場所に置かれてると汚く見える為である。


ともあれ、現代のこの注文方法は効率がよくなるやり方なので少し大変だが効率や回転率を考えると楽になるし店のためにもなるのだ。


とにかく、それを昨日遅くまでリリと連携して行うために話し説明しながら設置をしていたのだった。今日その実践である。部屋でそのことを考えながら今日も職場の戦闘服に着替えるのだ!そして顔を洗い更に身を引き締める。それから昨日と同じようにリリを起こしに行くのであった。


ややあって、営業は無事に始まりコータの提案した現代の日本の接客システムは良好だった。水はイチイチ持ってこなくてもピッチャー(ピッチャーはバイモアで購入)で置いてある。そしてセルフで予め用意されているコップに自分で注ぎ飲むことが出来る。これは様々なお客に喜ばれた。


更に番号でテーブルやカウンターを割り振り、注文表も番号を書いていることにより何処に何を運ぶのか明確で仕事があからさまにスムーズに運び無駄がなくなった。誰が頼んだかウロウロとテーブルやカウンターを彷徨くことがなくなり体力(コータは勇者の力により体力は無尽蔵だが体力消費率も大事なので書いています)や客を長時間待たせる心配も無くなった。コータとリリは実際にこのシステムを試して改めて実感した。これ凄く楽。と。


今日は昨日よりも客足は落ち着いているので試すには絶好の機会だったと言える。


だが客足相変わらず途切れない多分リリの人柄や前の両親の代の繋がりがあるのだろう。今日もなんとかリリとコータは互いの仕事を交わしながら、客足が途絶える昼下がりまで黙々と大変だがそれでも笑顔を絶さず何とかピークを乗りきったのだった。


そんな昼下がりに食事休憩をしているときの話だ。


「何とか乗りきれましたねリリさん」


気づかれか体力が有り余るコータもお疲れフェイスでリリに話しかける。


「ああ、疲れはしたがコータの指図通りにしたらかなり仕事が楽になった。これからも引き続きその指図通りに接客注文よろしく頼むぞコータ」

「了解です!俺も楽になりましたしリリさんも楽になって万々歳です!でもいくら体力は大丈夫でもやっぱり接客は疲れますね~リリさんは俺がまだ居なかったときこれを毎日一人でこなしてたんですか?」

「まあ、そうだぞ、それこそ毎日、勿論やることを終わらせてからは泥のように眠っていたさ」

「やっぱり……女の子でこれだけの重労働一人でなんて辛かったですよね?」

「それなりに……と言いたいところだが流石に参っていたさ。まあ、だが今はコータが居てくれるし本当に助かっているありがとう」

「そ、そんな、良いんですよこちらだって色々助けて貰いましたし迷惑かけていますから。それに今凄く楽しいんですよ毎日が!」

「毎日が?」

「はい、この世界に何でか知らないですけど迷い混んで。でもからだの痛みが無くなってて、おまけにこの力がついてて。毎日驚くようなことや新鮮ことが一杯で。それに始めたばかりではありますが、この仕事にもやりがいを感じていますから!」


そう力説して語るコータにリリは優しく微笑み。


「そんなこと言うやつははじめてだ。てっきり勇者の力でも使って冒険者にでもなるのではないかとヒヤヒヤしていたが杞憂のようだな」

「はい、危ないことや痛いことは嫌いなんです。自分の大事な物が踏みにじられたり、危険な目にあったり助けを必要としているのならば藪さではないですけどね。その時はこの力を使ってそのために使います」

「そのわりに昨日は暴れたじゃないか?」


リリは昨日の出来事を蒸し返す。これにはコータも渋い顔をして。


「あ、あれは店がメチャクチャになってしまってリリさんが悲しむと思ったらつい……ああ、もう意地悪言わないでくださいよ~!」

「ハッハッハッ、スマンスマンついな」

「まったく……あ、そう言えばリリさん?」

「何だ?」

「聞きたいことがあるんですが、料理をする食料品とか調味料ってどこから仕入れてるんですが?」


こんな他愛もない会話している最中に彼等は。


「ああ、それか?それは___」


彼等は入口のドアから『ギギィ~』音を鳴らし二人の話を途切れさせた。


「邪魔をする!」


その声と共に、ゾロゾロと五人のグループが店に入ってきてコータとリリの元に近寄ってくる。それはランチタイムを過ぎ、午後のピーク時を終えた昼下がりのノルド料理酒場の休憩時間に起こった出来事であった。


「昨日の夜の騒ぎの件で話がある!」


急な来客と男の言葉で二人は固まった。


そして、静かになったノルド料理酒場には男の力強いハッキリした声がよく響いたのだった。






これからもよろしくお願いいたします!


宜しければ楽しんでいただけたのなら

コメント ブクマ レビューをして頂けたら

作者がぶっとびながら土下座をして喜びます。


活動報告も頻繁に更新していますので

そちらも宜しければご覧になってみては

どうでしょうか?


読んでいただきありがとうございました!


ご視聴ありがとうございます!


感想にて書いていただければ嬉しいです!

皆さんの感想やご助力が作者の糧となり

肉となります!どしどしお待ちしています!



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