第1話 朝、目を覚ますとソコは…見渡す限り異世界でした!
改変、文字間違え、うち間違え直し(2018*3-9#)
朝起きたら外で寝てた。
ここは何処だろうか?
覚えてるのは、寝る前にトイレに行こうとドアを開けたところまでだった。
でも、今寝てた場所はトイレじゃない。
外、または野外、または屋外。
とにかく、家でなく外にいることは確かだ。
「ここはどこなんだよ?」
思わず呟いてしまった。
だが、独り言を聞く人は一人も居なく痛い奴と言われる不名誉な目で見られる心配は無さそうだ。
見渡す限り森、森、森である。
寂しいから独り言を言ってるわけではないので間違えないでほしい。
そう決して......。
トイレからどうして急にこんな自然豊かな森のなかに放り出されたのか?正直、記憶がない。
え、ちょっとこれなんなんよ?軽く焦るよ?焦って良いの?これ?と内心焦りっぱなしの俺は混乱に混乱を重ねて地面でゴロゴロしながらもがいていた。暫くして、少し落ち着いて来たので状況を掴むために回りを散策することにした。
歩けど、歩けど木や草が生い茂る豊かな森が目の前に広がっている。
一時間。二時間。三時間。
動物はおろか、人間にも出くわすことが無かった。ついには日がくれてしまう始末である。
状況もなにもつかめず自分がおかれた状況に焦り、怒り、嘆く。
「......っておぃ!?なんだよこれ!何があったんだよ!誘拐されたのそれとも寝ぼけて外にでたのかどっちだよ!?ワケわかんないから!だれか説明してくれよ!仮に誘拐されたとしたら誰か出てこいやぁ!?寝ぼけてやらかしたならまだ仕方ないってあきらめられる...って諦められるか!?もし寝ぼけてやったとしたら、こんな分からん広い森にきた俺に絶望だし脱帽だわ!!」
叫んで、喚き散らす俺。仕方ないじゃんだってこの状況にイライラしてんだから。
うん、イライラします俺イライラします! ムカついたので痛いとは思うけど無性に何処にぶつけて良いかわからない気持ちの向け先に森なので回りに幾らでもあるその中でも手近な大きな巨木に怒りをぶつけることにする。うわぁ……絶対に痛そうである。
「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
……っと叫びつつ、木に殴りかかる後で確実に痛めるであろう手には心の中で先に謝る。
でも、その謝罪は無駄に終わった。なぜかって?それはね...逆に木が凄い音をたてて折れたから。しかも手は無傷である。俺は青ざめる。
「あ、あるぇぇぇっ?」
だってポッキリと真ん中から木が折れてしまったんだもの、しかも手は無傷どころか痛くも痒くもないし……嘘だろ?
「あれ?これは何か冗談か?ハ、ハハーン!こりゃあ~ドッキリってやつか?そうなんだな?一般人を嵌めて笑いをとるテレビのヤツなんだろ?なるほど……それなら合点がいくぜ!あ~もう、ビックリしたし~!もうバレちゃいましたから出てきてくださいよテレビクルーの皆さーん?」
大声で叫びテレビスタッフがいないか呼び掛けるも回りは静まり返っていて聞こえるのは俺の息づかいと風の音のみ。
「あれ、違うの?」
軽く滑る感覚を覚えた。回りに誰も居なくて良かった。少しホッとした。見られたらお婿に行けなくなるとこでした。ふぅ……とりあえず何となくではあるが、手近な木をさっきの木と同様に殴り付けた。勿論、手加減なしで。
すると、さっきと同様に真ん中からボッキリと木が折れた。察するにこれは紛れもなく俺の力で行われた事と確認した。でも夢かもしれないと思いそのあと何回も木をボキボキと殴り折り続けて……やっと納得し確信した。
「……ん?これは……俺の力で折った…のか…?」
こんな、ひ弱で身体だけがでかい、力も常人より少し高い程度の一般人……の筈だ。
ならなぜこんなことが出来るようになったのだろうか?夢か?違うこれは現実だし空も木も土も草もリアル過ぎる。よって夢じゃない。
じゃあドッキリか?それも違う。さっき確認したじゃん。
じゃあ誘拐?それも違う。俺は貧乏で働いては居たけど貯金なんて入っていて三十万ちょいだし、実家も金持ちでもなんでもないただの貧乏家庭だ。じゃあなんだ?理由は?考えれば考えるほど理由が出てこない。そんなん言ってるうちに日が沈んでしまいそうだ!ヤバイ夜は暗いと迷子に……もうなってるけど!遭難して餓死でもしたら笑えんぞ!本当にヤバイ! などと俺は内心パニックであった。
「とりあえず人がいるとこまで適当に歩いてみるしかないな 」
そう言うと俺はテキトーに当てもなく歩き始めた。
歩き始めて……三時間くらいであろうか?人っ子ひとり全く発見できず諦めかけていた……その時。
辺りはすっかり暗くなっていた。でも見えたのだ、ほの暗い中に一筋の光が!あ、もしかして!人がいるのか?人がいるんだな?そうなのか!?
そう思うと俺は駆け出していた。
正直、俺は心細かったのだ。
起きたらワケわからん森に投げ出されてて、それから何時間も歩き、やっと見つけた人の気配なのだ。もう止まることは出来ん!
それから。走る!走る!!走る!!!
光が段々近くなる。 そして遂にその光のもとにたどり着いた。暗いところから急に明るいところにでたので目がし眩んでしまった。
そして、やっと目が慣れてきて改めて、光の正体に目をやると。
「......へ?」
そこは、見たこともない髪の色をした様々な外人や獣っぽい人や綺麗で耳が長い人、髭がモジャモジャの小さい人、明らかに蜥蜴のような姿をした人がいる__そうだ。
まさにソコは異世界の風景が眼前に広がっていた。
「……えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
俺、宮部 耕太 23才 は。
余りの非現実的な光景を目の当たりにし。驚きと恐怖に身を任せ、身体の反応に忠実にかつ迅速に行動した。そうだ。
気絶したのであった。
まず初めに拙い物語を読んでくださり
ありがとうございます!もし宜しければ
これからも作品を見てくだされば幸い
です( ^∀^)!
これから朝ソコよろしくお願いいたします!
ご視聴ありがとうございます!
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ここ!文字間違ってましたよ~とか
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