Percie
はい、この作品は私が過去の殺人鬼の名言集を見つけて書きたくなった作品です。私の性格丸見えなのでお恥ずかしい…///
意外と長いので時間をかけてゆっくりご覧ください!
鐘がなる。隣の街で結婚式が行われているからその音だろう。
俺はたださっきまで人間だった肉を見つめていた。
さっきまで生暖かったのにその温もりは何処へ行ったのだろう。
床に転がる少女は目を見開き、じっとこっちを見ていた。
お腹と胸からは血がどんどん出てくる。
その血を見ていると、俺はもっとそれを壊したい衝動に駆られた。
「…あはっ、あははははは、君の目は青くて綺麗だねぇ!君のその真っ白なお肌も繊細で美しいよ!その華奢な腕も!脚も!全てが愛しいな!」
そう言いながら持っているナイフでグサグサ刺す。
三十分ずっと刺し続けていたのか、少女は原型を保てなくなっていた。
…あぁ、これだから人は…殺し甲斐がある。
「…生きている理由が見出せないただの醜い有機物め」
そう言ってみたりするけど俺もその有機物だったりする。
俺をこんな醜い物にしてくれた神様を一生恨むだろう。
さて、この肉をどうしようか。
このまま捨てるか、埋めるか、食べようか、海に沈めようか、燃やそうか。
ああ、こういう事を考え出すといつも憧れの人物達の名言が出てくる。
「人を傷つけるのが好きなの...メアリ・フローラ・ベル」
今日は忙しいからこの子は家の倉庫に置いておこう。
家の倉庫に放った後、出かける準備をして家を出た。
俺はいつも通る細道をいつも通り笑顔で通ってゆく。
そして交番の前を通って行く。俺のお出かけコースの経路だ。
?「おい!ペルシェ!」
そうやって俺の名を爽やかに呼びながら声をかけてくれたのは親友のニットだった。
「やあニット、今日も相変わらず爽やか臭い笑顔だねぇ」
「おいおいおい!それが親友に対する朝の第一声か?お前よりかは青少年ぶっているつもりだがな!わっははは」
俺の背格好はお世辞にも青少年とは言えないものだった。
上の服はダボダボでボロボロ、下の服はヨレヨレでボロボロだ。珍しい銀髪なのにも関わらず、髪は一年以上切っていないので案の定ボサボサである。
「それじゃあ僕は仕事があるから行くよ」
「おう!がんばってこいよ!」
俺は友人に限らず、人の前では自分のことを僕と呼ぶようにしている。
正体がバレない為のちょっとした予防策だ。
仕事なんてない。俺はある物をある場所に売っているだけだ。それを毎日繰り返している。
気が付けば薄気味悪そうな裏路地に居た。
ここ最近毎日ここに来ている。
?「よう餓鬼、持って来たか?」
「うん、今日はこの前のブロンドの娘の壊れてなかった部分持って来たよ。Mr.山田、これはいくらくらいするんだい?」
「これは…日本円で言うと5000万は行くと思うぞ」
「ユーロで言うと?」
「さぁな」
俺が彼にあげたのは先ほどの女の腎臓、肝臓、目玉などの臓器だった。Mr.山田は日本で臓器を売買している人だ。だが正常な臓器かはわからないので裏社会で売買をしたり、自ら正常な臓器を入手したりする、自称マフィアらしい。
「餓鬼、お前こんだけ稼いでんのに何でこんなちょびっとしか受け取らねぇんだ、お前は毎回千ユーロしか受けとらねぇ、何故だ。」
「一日を過ごすのなんてそれぐらいで充分でしょ?僕、おじさんみたいなマフィアじゃないからそんなにいらないしねぇ?」
「…じゃあ質問を変える、お前どっからこいつら持って来やがる。」
「それは秘密のはずだろおっさん?」
俺はMr.山田を睨みつけた。Mr.山田はびびったのか挨拶をしてそそくさと帰って行った。
俺は街をブラブラしてから家に帰った。まだお昼だったので昼寝をしようとして寝転んだらいつのまにか八時間以上経っていたらしい。もう九時を回っていた。
「あ、やばい遅くなる!」
いつからか俺は夜になると、毎日クラブへ行くようになった。遊んで飲んで騒いでという理由じゃない。ここは馬鹿な女がいっぱい来るから家に連れ込みやすいんだ。
クローゼットを開くと派手な洋服が溢れ出て来た。高価な物を買う必要はないがMr.山田が「金のついでにもっていけ」と言うので遠慮なくもらっていたのだけれど、もらい過ぎてハンガーにかけるのが面倒臭くなり、ぐちゃぐちゃにしてクローゼットの中に放ってある。
そのぐちゃぐちゃな服の中から以前から着たかったグレーのスーツを着て髪をセットした。
俺は顔が良いらしいから出来るだけ顔を強調する髪型にしようと、前髪を上げてピンで留めた。
これで準備OK。俺は急いで家を出た。
はい!どうでしょうか!?←
ペルシェ君、実はイケメンでした説です。ペルシェ君意外と身長高いんですよ!178cmですしね!(((えっへん
次話は残虐な描写たくさん書こうと思っています、お楽しみに。