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No.1002.メンタルケアはおこたりなく
はじけた氷眺めて 見つめてた
なんだか 激しく怒り覚えて
壁に穴あけた
街を歩けば 人でごったがえしてるし
忘れたコミュニケーション
今一度手に入れたい
缶詰に詰め込まれたノスタルジー
解き放てないで
青白い亡霊を抱きしめる
恍惚と欲望の眼差し
メンタルケアはおこたりなく
間抜けな笑い通り越し怯えた
くずれた バラバラの胸 なだめて
箱につめこんだ
夜に負けては 獣みたいに呻いてる
さびれたシュミレーション
繰り返し満足する
本能に丸め込まれたプライバシー
切り詰めるだけで
赤黒い怨霊にとりつかれた
恍惚と欲望の眼差し
メンタルケアはおこたりなく