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キミと。  作者: 美乃
一粒
4/11

三章



上手く撒けたはいいが、実はすでに先着がいたのである。



「んーお嬢ちゃん、もしかしてあの三下から逃げてるわけ?」



「……。………………は?」



「違うの?」



「いや……その…違うくは、ないけど……」



そして千里の第二のコンプレックス。それは、どうしても女に見られやすいということだ。



だからこの時も、千里はにっこりと微笑み声色を低くした。






「誰がお嬢ちゃんだ潰すぞ」






まぁ云ってから遠慮なく蹴りをかまして、青年を木から突き落としたのは云うまでもないだろう。



「ふぎゃ!」



同情はしない。



「さて、と…。撒いたし次はどこ行くかな」











「ーー俺とOP本部に行こうか」











「っ!?」



一瞬だった。



隙なんか見せていなかったはずなのに、突き落としたはずなのに、気配を感知出来るはずなのに。それなのに、千里は青年に後ろを取られてしまった。



首に腕を回され、もう片方で右手を掴まれる。




不覚、だった。

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