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エピローグ
以前といっても、そんな昔ではない。
ある人から、教室で、少なくない生徒が、ちゃんとした態度で先生の話を聞けなくなっている、と聞いた。
俺は、そんな場に今まで、いたことはない。
俺が誰かの話を…
正直、男性が多いが、
誰かの話を、ちゃんと聞いた時、大いに笑った覚えが、いくつかある。
それは、なぜ、男性が多いか、と言えば、
例えば、
誰かが俺に、
「うちの猫は、招きネコ」と言った時、
俺は、「そのネコに会いたい!」と思い、
その人に色々と言う人間だからだ。
そうだ、
そうだった…
久しく会ったアイツは、あの時、
確か、俺に、あんなことを言ってたっけ……。
ふと、誰かが己の視界に入り、
(この人、こんなかんじだけど、
実際は、どんなかんじなんだろう…?)って、思ったりしたとする。
俺は、ある名言を思い返す。
『自分と同じレベルだと思う人がいたとしたら、
その人は、数歩、自分の前を行っていて、自分より、少し上な人だと感じる人がいたら、その人は、かなり上をいっていると、
考えた方がいい』
みたいなことだ。
俺は、これが間違いなく名言だと思う。
なんせ、俺は、以前、
ある人を知ったとして、
(あの人は、俺と同じくらいの人だ…)と思えば、
ただただ、そう思っていただけなのだから…。
【おしまい】




