表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

ソフィア

わたしの名前はソフィア。


森の中にある1つの集落でお父さんとお母さんと幸せに暮らしていた。


そんなある日、わたしは森の中で山菜を採りに行っていた。


今日はいつもより遅くなり、空がだんだんと暗くなってきたので家に帰ろうとした。


そのとき、森の中からみんなの悲鳴が聞こえたので急いで集落にむかった。


集落に戻ってくると、すでにどうすることもできない状態になっていた。


集落の約半分の200人近くの人はなんとか逃げきれたらしいが、100人近くの人は逃げきれなかったり盗賊盗賊と戦ったりして殺されたらしい。残りの100人近くは逃げきれなかった女性や子供で奴隷として売るために捕まったらしい。


その話をまだ生き残っていた人に聞いたので

このままでは危ないと思い、すぐにその場から離れたが運悪く周りを見張っていた盗賊に見つかって捕まってしまった。


奴隷として捕まった後、わたしは状況を詳しく知る為に同じ捕まった人に聞いた結果、わたしのお父さんとお母さんはなんとか捕まらずに他の集落に避難できたそうだ。

それを聞いて安心した。


しばらく経った後、わたしたちの乗っている馬車が止まり盗賊たちがいろいろと奴隷商人と話しだした。


しばらくすると奴隷商人の人たちがやってきて、それぞれ分かれて連れて行かれてしまった。


それからしばらくの間奴隷商の中でいつも硬いパンと味の薄いスープの食事をとったり、奴隷の躾としていろいろなことを教えられた。


わたしはいつかお父さんとお母さんにぜったいに会おうと決意していたので、一生懸命いい奴隷になろうと努力した。


また、わたしはエルフの中でも特にきれいな子だったそうなので、奴隷商人に相談してわたしがイヤだと思う人には買えないようにしてほしいと頼みこんだ。


その結果、わたしは普通の奴隷より5倍近くの値段で売られたのでわたしを買いにくる人は誰も現れなかった。


そしてようやくこの人なら買われてもいいやと思った人がやってきた。


その人はわたしと同じぐらいの年齢で、とても優しそうな少年だった。


その人がわたしともう一人の銀狼族の女の子のアリアを買うことに決めたそうで、その人との奴隷契約を済ませたので、改めて自己紹介をした。


「これからよろしくお願いします、ご主人様。わたしの名はソフィアと申します。」


「わたしの名前はアリア、…です。これからよろしくお願いします。ご主人...様。」


「あーあ、よろしく。俺の名前はエルって言うんだ。ソフィア達には俺の家で働いてほしいんだ。それにそんなに畏まらないでいいんだぞ。」


そんなことをわたしたち奴隷に言ってきたので、この人はとても優しい人だと感じながら

それでも奴隷らしくするため


「いえ、それはできません。わたしたちは奴隷ですので。」

そういって彼の言葉を受け入れなかった。


「そうか。まぁ、今は無理でも今後もっと自分らしさを出してくれたら嬉しいな。それじゃー、まずはソフィア達の服を買いに行くぞ。」


そこから服屋にむかった。

服屋の中でいろいろ見て回り、ご主人様がわたしたちに服を買ってくれたのでうれしいと思いながらも


「奴隷のがこんな高価なものを着るなんてありえません!」


そういってまた断ろうとしたら


「俺は、ソフィアたちにはもっと綺麗でいてもらいたいんだ。だから奴隷になんて関係ないし、もし着れないんだったらご主人様命令で着て貰うよ。」


そんなことを言われたので断りきれなかったが、そんなことを言われてとても嬉しかった。この人の奴隷になれて良かったと本気でそう思った。


それからご主人様の屋敷を見て周り、食事をすませたあと、ご主人様に言われた通りアリアとお風呂に入った。


ご主人様のもっていたリンスというのはすごくて髪の毛がとてもきれいになった。


それからアリアがご主人様と寝たいと言い出したのでわたしもそう言い、3人で一緒に寝ることになった。


(おやすみなさい。わたしの大切なご主人様)

そう心の中で思い眠りについた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ