技能確認
とりあえず、後数十日は、試験のために特訓をする予定だ。
そのために、観察眼で確かめた技能を試しておかないと、
生活魔法:発火・浄化など、基本的な魔法を使える。戦闘には、向かない。
素人剣術:剣での攻撃にほんのわずかだけ補正がかかる。
異世界言語:古代語を含めたあらゆる言語を翻訳、解読、筆記できる。
(ふむふむ、まあ大体思ってた通りだな。)
麻痺耐性:麻痺にかかりにくくなる。
毒耐性:毒にかかりにくくなる。
石化耐性:石化にかかりにくくなる。
(まあ、予想通り。問題は次だな。)
解呪魔法:人またはものにかかっている呪いを取り除ける、取り除けるかどうかは実力に依存する。
札作成:予め魔力をこめて札を作ることができ
発動することで、その札にかかれた能力を、発動する。
発動は、製作者にしかおこなえない。
同じ種類の札は、5枚まで、そして計35枚までストックしておくことが可能。
それに達すると、書いてある札を使用するまでは、次の札はかけない。
(うーん、解呪魔法は、多分呪われた武器とかに使うんだろう。)
(そして、問題は札作成だ,
多分、重圧とかは、効果のことだろう。
しかも、一種類の効果に対し5枚しかかけないのに、35枚もストックできるということはおそらく、努力次第で、効果の数が増えるのだろう。)
(とりあえずは、実験だな。)
そういって、予め買っておいた、紙とペンで札を作っていく。
(まずは、重圧にしとくか)
ただ、これは結構魔力の調節や模様を、描くのに時間がかかり、
(戦闘中に描くには、まだまだスピードが足りないなあ。)
そう思いながら、重圧の札×3
封魔の札×1を作り上げた。
(さっそく、使ってみたいがもう夕方近くになってるなあ、こんな子供一人では街の外には、出してもらえないだろう。)
この街には、どの門にも必ず守衛がいて、出入りの際にチェックされるのだ。
(てなわけで、明日薬草集めか
なんか理由をつけてでて行けばいいや)
と、いうわけで、後は買ってきた魔法の本を見て眠ることにした。
「冒険者必見、素人魔法入門」
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壱 まずは魔力を認識しましょう。
指先に、集中力を集めて魔力を濃縮して魔力を感じましょう。
弐 器に水をため、魔力で波紋を作り、魔力の動きをみましょう。
参 生活で使えるレベルの魔法を、イメージし発動させましょう。
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コレって、生活魔法のことだよね。
あれって、素人魔法だったんだね。
後は、「初級火魔法入門」と「トミー=サンチェスの業火との付き合い方」か、
てか、本屋に魔法書みたいのが、他になかったとは、いえ二冊目は何よ!
しかし、色々なことが書かれており意外に実用的なのだから驚きである。
とりあえずは、簡単な魔力訓練として寝る前に、「冒険者必見、素人魔法入門」の壱と弐を繰り返しやることにして、今日は寝るか。
zzzzz…そういえば、おれ試験に落ちたら何しようか、………