YouTuber、ラノベのタイトル作りに命をかける
さて、前回はYouTubeで培った「見てもらうための技術(SEO対策)」を、なろうでも応用しようと考えたお話をしました。
具体的には
1・タイトルでクリックしてもらえること
2・作品を続けて読んでもらうこと
3・ブクマ、評価してもらうこと
この3つです。
まず1番目の
「タイトルでクリックしてもらえること」
今回はこの話をしましょうか。
YouTubeの世界では、この項目は
「サムネをクリックしてもらえること」
に当たります。
YouTubeには無数の動画がありますから、サムネイルで目を引いて、クリックしてもらわないと何も始まりません。
なので実はYouTuberは、「作品の顔」であるサムネ作りに思った以上に命をかけているんです。
サムネのテーマカラー、デザイン、画面構成、使用写真/イラスト。
煽りの文字も、どの単語を、どの色で、どのフォントで、どの大きさで、画面のどこにどんなバランスで配置すればいいか……
そんなことを計算しながら、毎回試行錯誤して作っています。
また、もうひとつの入り口として、「動画のタイトル」もあります。
こちらは文章ですので、なろう作家の皆さんもイメージしやすいかと思います。
SEO対策に最適化されたタイトルとは、検索に乗りやすいワード、感情を刺激する「強い」ワードを、なるべく先頭に、なるべく数多く配置したものです。
YouTubeの場合、タイトルは最初の40文字までしか表示されませんから、ここが言葉選びの腕の見せ所です。
多少日本語としておかしくなったとしても、ヒットしやすいワード、インパクトの強いワードを選ぶ事を優先します。
なろうでいうなら、「作品の顔」は「タイトル」ですね。
ここが読者と出会うための最初の入り口ですから、タイトルは考えに考え抜きました。
決定稿は
『異世界で待ってた妹は、モーニングスターで戦う魔法少女(物理)だった件』(以下、いもモー)
ですが、ここにはまず、
「異世界」、「妹」、「魔法少女」、「だった件」
という、なろうの読者の方なら親しみの持てる、安心してクリックできるワードを散りばめてみました。
でも、その中に
「モーニングスター」、「魔法少女(物理)」
という、ちょっと異質なワードを入れることで、
「ん? これは一体なんなんだ!?」
と、興味を持っていただけるタイトルになったと思います。
ただし、いもモーは、最初にウケそうなネタやタイトルを思いついて、そこから内容を広げて行ったパターンではありません。
作中に登場する、モーニングスターで戦う魔法少女「みきぽん」は、ゲームで遊ぶときの私のサブアカウントの名前です。
メインのアカウントが「まきぽん」
サブアカウントが「みきぽん」
もう3年以上の長い付き合いになる名前で、ギルドで発言するときは、みきぽんとしてロールプレイしていますので、私の中では既にひとつの人格として存在しているようなものです。
「おあよでち」
「がんばりまち!」
と、みきぽん語で参加するこのアカウントは、ありがたいことにギルドの皆さんにも、「みんなの妹みきぽん」として可愛がっていただいています。
で、ある日みきぽんに、魔法少女の衣装を着せて、モーニングスターを持たせたイラストを描いたことがあるんです。
はい、これですね。
イラストはあまり上手ではないです。すみません(^◇^;)
今となっては、なんで魔法少女なのか、なんでモーニングスターを持たせたのか覚えていないのですが、なんか「降りて来た」んでしょうね笑。
で、そこからストーリーが自然に湧いてきて、今に至ります。
話がそれましたが、そういうわけでこの作品は、完全にキャラクター先行のタイトルとストーリーと言えるでしょう。
で、結論なのですが……。
何度も推敲して、試行錯誤を重ねて、ようやく完成したタイトル。
……でも、現実はそんなに甘くありませんでした。
ここまで熟考したタイトルでも、PVは伸びませんでした。
もちろん
・連載開始前のXでの告知、カウントダウン投稿
・連載開始直後のXでの告知
・Discordなどその他SNSでの呼びかけ
・自分のYouTube動画での宣伝
・なろうの活動報告
・初回第3話までの一気投稿
・SEO最適化されたタグの設定
・投稿時間の工夫
など、思いつく限りの方法は全て試し、おかげさまで、連載二日目にしてランクインさせていただくことができました!
しかし初日こそ、そこそこのPVを稼げましたが、その後は2桁、酷い日は1桁という日が続き、さすがにメンタルが参りました(笑)。
え……私の作品、面白くない……?
いや、そうとは限りません。
というのも、なろうのシステムって、
ランキングに乗る以外、目に触れる機会がほぼないじゃないですか!
しかも、そのランキングはブックマークと評価という、とても少ない基準で選ばれていますから、いくらPVが多かろうと、感想が書かれようと、一切反映されないんですよね。
新着で表示される時間は限られていますし、内容を手直ししたぐらいでは再掲載されないので、異世界ハイファンタジーという超絶激戦区を選んだ以上、ここにもほぼ希望はありません。
ランキングは瞬く間に圏外に落ち、無名という泥沼から這い上がるのは至難の業です。
こうなったらもう、最後の手段……
ラノベの賞を取ろう(笑)。
もう、ラノベ賞の選考に残って、タイトルを見てもらうくらいしか手段なくないですか!?
……って、そんなに簡単に賞が取れたら誰も苦労はしないですよね(笑)。
じゃあ、私の作品って賞が取れるクオリティなんでしょうか……
もう、やれることは全部やった。
それでも伸びない。
迷路に迷いこんだ私は、ここでAIに頼ってみることにしました。
——続く!
ここまで読んでくださりありがとうございます!
次回は、実際にAIに「作品の感想」をお願いしてみた結果を公開します。
『異世界で待ってた妹はモーニングスターで戦う魔法少女(物理)だった件』
本編はこちら
➤ https://ncode.syosetu.com/n5538ky/
本編の裏設定や制作秘話を語るスピンオフはこちら
『いもモー裏話』
➤ https://ncode.syosetu.com/n4405lb/




