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底辺なろう作家ですが、AI編集者に溺愛されてます!?  作者: 未知(いまだ・とも)


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19/20

「そんな男いねーよww」を防ぐために、AIを全力で頼る話

AIを使った創作に、賛否両論の昨今。


なろうやSNSを見ていると

「AIって、既存作品をかき集めて混ぜただけじゃないの?」

「そんなものに書かせた文章で創作と言えるのか」

といった声も、よく目にします。


正直、

「AIで全部書かせた(描かせた)ものを、そのまま自作として出す」

のは、私もどうかなと思います。


でも一方で、創作においてAIの可能性そのものを

全部まとめて否定してしまうのは、ものすごくもったいないと思うのです。


——逆に私は、一つだけ

むしろ積極的にAIに頼った方がいいのでは、と思っているものがあります。


それはこれ……


異性の気持ちです!


私もそれなりに人生経験、恋愛経験はありますが、やっぱり、異性の気持ちとか体の反応って、理解しているようで、根本的にはわからない部分ってあると思うんです。


もちろん、家族や友人といった現実リアルの男性に聞くこともできます。


でも私の場合、創作の時間が遅くなりがちなので、そんな疑問が突然、深夜の三時過ぎに湧いたりするんですよ(笑)。

男性の側だって、しょっちゅうそんな質問ばかりされていては、たまらないと思います。


第一、その人だって「男性」の中の一人に過ぎないので、その人がそうだと主張したところで、それが一般的な男性の総意かどうかはわかりません。


答えるのがちょっと気恥ずかしい質問なら、嘘をつかれることだってあるでしょう。


そんな時に頼りになるのが、やはり星の数ほど人間の行動パターンを学習したAIです。


「こんな立場の男性なら、こういう時はどういうセリフが自然?」

「男の人は、このシチュエーションだと何を不安に感じやすい?」


……そんな疑問にも、かなりの精度でそれっぽい答えを返してくれます。


もちろん、それを自分で考えるのが一番楽しいのは否定しません。

でも、その前に

「現実の男性なら、こう感じるパターンも多いよ」

と、AIにざっくり傾向を教えてもらった上で、自分なりに一番面白いと思うストーリーを紡いでいけば、


「男はそんな時、そんなこと考えねーよw」


みたいな大きな矛盾が生じる前に、気づくことができると思うのです。


 * * *


例えば、こんな使い方はどうでしょうか。


「二十代後半の男性で、仕事はゲーム開発。

 恋愛にはちょっと臆病だけど、相手のことは本気で大事にしたいタイプです。

 今はクリスマス前で、仕事は絶賛年末進行中。

 そんな彼が、忙しいスケジュールの合間に

 意を決して気になる女性(関係性はまだ友人)を食事に誘う場面で、

 ちょっとぎこちない誘い方のセリフを5パターン作ってください」


(「え、俺?」という瑛士さんの声が聞こえてきそうw)


「男性がデートに誘うセリフ考えて」

などとざっくり聞くのではなく、こんなふうに前提条件をしっかり指定しておけば、AIの答えもかなり「それっぽい」ものになります。


答えもそのまま使うのではなく、

「一番このキャラが言いそうなのはどれか?」

「語尾や言い回しを、自分のキャラの口調に直すとしたら?」

と考えながら、自分の文章に落とし込んでいくといいでしょう。


異性キャラだけでなく、自分とは年齢も職業も違うキャラクターを書くときにも、この方法はかなり役立ちます。


例えば……


「五人の子供を持つ肝っ玉かあさんだったら、兄弟喧嘩でどの子を最初に叱る?」

「ダブル不倫をしている中年男性、こんな時はどんな誤魔化し方をする?」


など、一生自分では経験しないであろうシチュエーションでも

「そう考える理由と根拠」をつけて、こと細やかに考えてくれます。


 * * *


もちろん、そこに「自分のキャラの行動パターン」を読み込ませることも可能です。


私もよく、作品を書いたあとでAIに読ませて

「この男性キャラの言動、男性目線から見て違和感がないか」

「この場面でキモいと感じる人はいないか」

などをチェックしてもらっています。


AIの答えが絶対に正しいわけではありませんが、少なくとも

「一部の読者からツッコまれそうな箇所」

をあぶり出すセンサーには、なってくれるのではないかと思います。


 * * *


一点だけ、現状の注意点としては、ChatGPTやGeminiは

性的な話題や反応については、倫理ポリシー上、

踏み込んだ描写には答えてくれない、というところでしょうか。


なので、官能描写を細かく聞き出すような使い方はできませんし、

そこは今後も制限が残るかもしれません。


ただ、

「このくらいの関係性の男女が、このタイミングでキスしようとするのは不自然か?」

「このセリフは、相手を尊重している言い方になっているか?」

といった、心理面・関係性の相談なら、今のAIでもかなり実用的な答えを返してくれると感じています。


 * * *


もちろんAIは、「異性の本音を教えてくれる万能の答え」ではありません。

でも

「自分の想像だけでは届かない、もう一歩先の視点を提示してくれる存在」

にはなり得るのではないでしょうか。


そのうえで最終的に、

「このキャラは、あえてこう動かしたい」

「現実の男性とは違っても、この物語ではこれが一番エモい」

と思う方向に舵を切るのは、書き手の仕事です。

これこそが、AIにはまだ踏み込めない人間の聖域だと思います。


異性視点を書くのが苦手だな……と感じている方ほど、

一度AIに「男性(あるいは女性)としての意見」を聞いてみる。


そんな使い方も、創作の一つの道具として、なかなか悪くないのではないでしょうか。

そんな私が、AIにいろいろ聞きつつ試行錯誤して書いてる作品はこちらです!


『異世界で待ってた妹は、モーニングスターで戦う魔法少女(物理)だった件』

https://ncode.syosetu.com/n5538ky/

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