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鍛冶屋さんと交渉中 その1

選抜試験も終わった事だし、

商業ギルドの紹介状を元に鍛冶ギルドに行く。

商業ギルドと仲が悪いらしいが、一応お客になる予定なので

買う分には大丈夫だろう。

キルテル村にも鍛冶屋さんが欲しい所である。


「商業ギルドよりご紹介頂きましたエリオスと申します。

 お取次ぎを宜しくお願い申し上げます。」

「なんだ、坊やか。

 ここは子供の遊び場じゃないぞ。あっちに行け。」

「まずは紹介状をご一読お願いします。」

「ちっ。紹介状持ちか。

 親方に伝えてやるよ。」


そう言って、中に入っていく。

親方さんが出てきた。


「商業ギルドの子供の使いか。

 何の様だ。」

「実はご相談ですが、この部品を鋼で作れないかと

 お願いに参りました。」

「これは水車の部品か。出来ない事は無いが高いぞ。

 鉄や青銅の鋳造ならともかく、特に鋼は簡単には作れない。」


一目しただけで判断されています。

流石親方だな、なんて思った。


「設備の稼働部分なので、設備台数を増やせば必要量は増加します。

 定期的に交換が必要なので、補修部品としても多数購入する予定です。」

「待った。

 そんなに沢山の数が必要なのか?」

「これから相当増やしていく予定です。」


親方は不思議そうな顔をして見てくる。

そりゃ子供がそんな仕事の話を持ってくれば驚くだろう。


「水車なんて木製で良くないか?

 そんな高い部品を使ってどうする。」

「これはある設備の稼働部分に使用するので

 木材だと摩耗すると困るのです。

 まあ、後は地方の開墾に使う農具としても欲しいものがあります。」

「開墾は確かに大変だからな・・・。」

「食糧事情は切羽詰まっていますので。飢饉が来たら皆餓死してしまいます。

 地方ではどうしても農地を開墾する食糧事情があります。

 都市部に食料を供給出来ません。」

「違えねえな。」


親方と会話していくと話が少しづつ進んでいく。

理解はしてもらえているのだろうか。

がさつだが基本は良い人かもしれない。


「じゃあまずテスト品の製作をお願いしたいです。

 この木製部品を見本にお願いします。」

「欲しいのは部品だけか?」

「今は部品だけですが、資本が溜まってくれば色々と作りたいものはあります。」

「将来的に見てもそれだけの設備と人が足りていないな。」

「商業ギルドを介して資本協力すれば、設備投資は可能になりそうですが。

 人材は集めて教育するしかないです。

 ご協力出来る所は沢山ありそうですが。」

「そうは言っても空手形ではな・・・。

 子供なのに大風呂敷を上げてくる。」


やはり見た目が子供だから軽くあしらわれてしまう。

今は仕方がない。


「キルテル村や地方にも鍛冶屋の支店を出す予定はありませんか?」

「今の所は無理だな。余力がない。

 商業ギルドはやりたいのか?」

「需要が増えてくれば必要になるのではないかと。」


量産技術が相当足りていないのだろうと憶測。 

これは自分で製鉄会社を設立した方が良さそうだな。喧嘩になるが。

そうだ、この時代の技術レベルを見せてもらわないと。


「工房を少し見学させて頂いても宜しいでしょうか。」

「まあ良いが、実際の生産は炉や水場が必要なので郊外にある。

 ここにあるのは小規模の見本だけだ。

 これから良いお客様になるのであればゆっくり見ていけ。」

「はい、ありがとうございます。」

紹介状をもらって鍛冶屋さんに向かいます。

機械部品の製造をお願いしに行きます。

何やら事情はありそうですが、次回にも続きます。

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