王都 エヌマ
投稿再開、頑張りたいなって
暫く歩くと城壁が見えてきて、城門に着いた。
城門に居た兵士に質問を受ける。
「ようこそエヌマへ、来訪の目的は?」
「冒険者登録をしに来ました。」
「わかった、その肩に居るのはなんだ?」
「ペットです。」
「蜘蛛の魔物をテイムするなんて物好きだなぁ兄ちゃん。いい事でもあったか?いい事と言えば」
兵士のおっさんは続ける、
「先日王様が代替わりしてな、それがまた可愛いんだよ、本当に守ってあげたくなる。」
なん…だと…
「俺の検査はもう終わりか? 終わりなら早く行きたいんだが。」
「せっかちだなぁ兄ちゃん。言っていいぞ。」
「うわぁぁぁ」
「これは凄いな」
城門を抜けたメインストリートは多くの人で溢れていた。馬車に乗る人、露天商と話す人、ケモ耳が生えている人、リザードマンみたいな人、羽根の生えている人、色んな人が色んなことをしている。もしかしたら東京よりも活気があるかもしれない。
暫く歩いて気づいたが僕はこの世界の文字が読めるみたいだ。
交差した剣と杖の後に盾がある看板。そこに書かれていたのは、
『冒険者ギルド』
異世界を歩けばテンプレに当たる。なんちて。
「入ろうかアトラ。」
「はい!ご主人様!」