表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

草原での邂逅

頑張ります。

僕は草原に立っていた。

あのベスという神様が僕の天職が糸使いだとわかったときの反応からして不遇、だろうな。

どんなジョブなんだか、ステータス確認しよう。

不思議と自然にステータスを開けた。


◆井伊秋斗 レベル1

天職   糸使い

スキル  糸操作 斬糸 

ギフト  ベス神の加護


◆糸使い

糸をいとも簡単に自由自在に扱う者。


◆糸操作

自らの意思で糸を操るスキル。


◆斬糸

糸に斬性を付与するスキル。


◆ベス神の加護

音楽、舞踊、娯楽の神で若者と安産の守護神である、ベス神の加護。



なんというか...不遇と言うより、ふざけて作られたジョブだったんだな...うん。

どうしたものか、糸を自由自在に操れると言ってもこっちの世界の服を着せるだけでそれ以外何もくれなかったみたいだし...糸が無いんだよね。どうしたものか。大事なことなので二回言いました。


『秋斗さん、そんな貴方にお伴をあげよう。』

ベスの声が聞こえる。最初から渡してほしいもんだ。

『ごめんなさい...でもちゃんと使える子にしましたから、レベル1ですけど、レベルに応じて強くしたり、進化するようにしてますから。そっちに送りますね、じゃあ。』

その言葉を最後に送られてきたのは手のひらぐらいの大きさの蜘蛛だった。


「ご主人様よろしくお願いします。ふつつかものですが頑張ります。よろしければ名前をつけていただけませんか?」

なんだこの蜘蛛、健気で可愛い、だと......いかんいかん、名前ねぇ...どんなのにしようかな。

「あの、すいません名前を貰おうだなんて図々しかったですよね...ごめんなさい。」

可愛い過ぎる! シュンとする感じが堪らない、じゃなかった。

「違うよ、どんな名前にするか悩んでただけだよ。そうだなー、アトラク=ナクアからとってアトラとかどうだ?」

アトラク=ナクアとはクトゥルフ神話の蜘蛛の神のことである。

「そんな大層な名前をつけて頂いて...ありがとうございます! 名前負けしないように精一杯努力します!」

なんだこの蜘蛛くそ可愛い、いやアトラくそ可愛い、可愛い過ぎるぞ。


そんなこんなでアトラに案内されて街まで歩き出す。


因みにアトラのステータスは


◆アトラ レベル1

天職   従者 蜘蛛

スキル  糸創造 マッピング

ギフト  ベス神の加護


◆従者

自分が仕えたい者に仕えることで、強くなる。


◆蜘蛛

蜘蛛


◆糸創造

様々な種類の糸を作ることができるスキル。


◆マッピング

一度行った場所を正確に記憶するスキル。

アトラたんは今作品のメインヒロインです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ