婚約者が決まったみたいで?
にゅーー・・・
どうも皆さん、ベットでまたゴロゴロしてるルーシーです。
『ちょっとルーシー、ゴロゴロしてたら髪の毛が乱れちゃうわよ?』
「わかってるよ~」
今日から私はランベルに、マナーの基本とかを教えて貰っています。
・・・うん、大変だね。
特に食事とか、食事とか、食事とか。
え?どうしてランベルが私の部屋に居るのかって?
それは、数時間前・・・
ランベルはお父様とお母様に魔獣の事を話して、
私の護衛をさせて欲しいと、頼んだそうです。
「ルーシー様の護衛をさせて下さい」
すると、お母様が、
「良いと思いますよ?魔獣は大変珍しい動物で、礼儀も良いと聞きますしね。
あ、そうだ、良かったらルーちゃんにマナーの事を教えて貰ってもいいかしら?」
これにランベル、お父様も同意したそうで・・・
「じゃあ、頼んでいいかな?」
「はい、喜んで」
「お願いするわね、えっと・・」
「ランベルです」
「ランベルちゃん、これから宜しくね」
「こちらこそ、宜しくお願い致します。」
と、なったそうな。
「・・・で、なんで私の護衛を?」
『あなたが心配だからよ、友達として色々と・・・私、結構魔法得意だから。後、『ナイオルソード』も何本か所持してる・・「ちょっと待って!」』
「ナイオルソードってなに?」
『簡単に言うと魔力がついている短剣ね。使いたい魔法の種類を流し込めば色んな攻撃に使えるのよ・・・
あ、魔法の種類の事はこれから習うから大丈夫だと思うわ』
「ふーーん・・・」
・・・なんだか魔法とか、魔力とか混乱しそうだけど頑張ろう・・・
ドタバタドタバタ・・・
ん?
バンっとドアが開いたと思うと、
そこに、アンが走って来たのか、息切れをしながら嬉しそうな顔で私達を見てきた。
「おめでとうございます!ルーシー様!」
『ああ、ついに・・・』
「え?なにが?」
「第二王子様の婚約者が決まりました!」
「へー・・・だれと?」
「ルーシー様とですよ!」
え!?
「ええええええええ!!!!」
「ですが、まだ早すぎると言うので、対面は8歳になってからだと聞きました・・・でも!
婚約ですよ!?婚約!本当におめでとうございます!」
あー・・・そういえば友達が言ってたような・・・
ルーシーの婚約者、アドラス王国の第二王子の
ヴォルフ・アドラス
漆黒の癖っ毛のある髪の毛に、紅い目をしている美形で、性格はクール。でも照れる時のギャップが萌える!本気で萌える!
何でも出来るし、もう文句無しのイケメンだよ!
by友達
って、なんちゃらかんちゃら・・・
「でも、こんなに『こんやく』ってはやくきまるんだね?」
『・・・うちが早すぎるだけなんだと思うけど・・・』
「早ければ早いほど良いと思いますよ!」
「そう言うものなのかなぁ・・・?」
・・・婚約者4歳の時に決まりまし、た・・・?
ヴォルフが本格的に出て来るのはもうちょい先になりそうです・・・(´Д`)