表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪令嬢とやらに転生してしまった!!  作者: アップルティー
第一章
7/41

あなたは?

「あの・・・どなた?でしょうか?」



「私の事を言ったらまた逃げられる・・・」



彼女はぷうっと頬を膨らませている・・・と、同時に頭についているネコミミ?らしきものがピコピコ動いていて・・・

何だろ、あの耳・・。


「逃げる・・・って、初対面の人から逃げるはずがないよ!」



「・・・うそね・・。」



「え?」


「何でもないわ」



「?」


「じゃ、今日暑いから日陰ではなしていい?」


「え!?あ、うん・・・?」

グイッと手を引かれ、しばらく歩いて、私は大きい木の中(庭の中の)へ連れて来られた。








「・・・ここ、は?」



「ここは樹齢9958年あるといわれる木の中よ。私しか知らない秘密の場所・・・あ、でもあなたが知ったから・・・2人の秘密になるわね?」


彼女は唇に人差し指をたて、


「内緒よ?」


と言った。





「・・・やっぱり、あなたは一体・・・?」


「・・・喋ったらまた逃げそうだから・・・ちょっとごめんね。『スロープ』」


「!?」


私の足の下から紋章?らしきものが出て、そこから鎖がでてきて、グルグル巻きにされた。


「こ、これは?!」


「魔法よ・・・あなたは見るのは初めてかしら、転生して来たばかりだものね?」


「え?何で転生した事をー?」


「まだ気づいてないの?元、ルーシー・・・。こう言えばわかるかしら?」



「!!あの猫!」




そうだ!私逃げてたのすっかり忘れてーー!




「でも、猫だったはずじゃ!」


「『猫』ではないわ魔獣よ。魔獣は人にもなれて、魔法も使えるの。」



「・・・!じゃあちょっと変わってる猫でいいやっ!ちょっと変わってる猫さん、この魔法解いて?」



「い・や・よ。だって解除したらまた逃げるでしょ?私が話す前に逃げ出すんだから、ハア・・・

・・・場所を特定するのにどれくらい時間がかかったか・・・しっかしあの子は相変わらず速かったわね・・・」



「時間かかったってちょっとでしょ!」


「魔力の消耗が激しいと、時間が長いように見えるの。は、話って言ってもすぐ終わるんだから・・・」


「・・・わかった、魔法解かなくていいよ・・・それで、話って何?」



「え、ええ、あ、あの、その・・・」




急にもじもじし始めた・・・

・・・猫耳が垂れて可愛い・・・なんて!思ってないよ!





「わ、わたち、私と!」


「?」



「とととととっとと!」


「と?」



「友達に、なってくらひゃいっ!」



「・・・え?」





「だっ、だから、友達になってって言ってるのよ!・・・だって今、友達居ないから・・・」




・・・・・・・




「・・・別に良いけど「本当に!?」」


反応はや!


「うん」



すると彼女はにっこり笑った後、後ろを向いてガッツポーズをしていた。


「やっ、やった!初めての友達だわ!友達とお茶とかしてみたかったのよね。

前は悪令嬢だったから1人も居なかったけど、やっと・・・!」




凄いブツブツ言ってるけど何喋ってんのか全然分かりません・・・


あ!


「あのー・・・、これ・・・・」


「え!?あ、あら、今すぐ解除するわ!」




彼女がパチンと指を鳴らすと、私に巻きついていた鎖が徐々に消えていった。



「え、それだけ?」


「ええ、そうよ!元はといえば、私がはなす前に、あなたが逃げたりするからじゃない!」



「・・・だって、何か言われると思って・・・」


「言わないわよ・・・それに・・・」



「?」


「何でもないわ・・・」





「そう?あ、名前どうしようか・・・ルーシー・・・」


「そうね・・・同じ名前だとややこしいし・・・じゃあ、あなたが私の名前を決めてくれない?」


「!分かった!んーーー・・・・・・ラン・・ベル・・・ランベルはどう?」



「ラン・・ベル?」



しばらく黙り込んだ後、彼女は私の手をにぎってキラキラと目を輝やかせて言った。


「凄い素敵!ありがとう!・・・私の名前は・・・ランベル!」




・・・こんなに喜んでくれるなんて・・・

結構怖い?人じゃなかった!




そして私の友達、ランベルは笑顔でこう言った。

「これから宜しくお願いするわね?ルーシー!」


「うん!ランベル、こちらこそ宜しく!」



男の人がお父様しか出てない・・・(^-^;)

次回出る予定です!m(_ _)m



後、少しお休みします(ノД`)

すみません(´・ω・`)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ