逃走します!
今回めっちゃ短いです( ・_・;)
「・・・・・・・」
『・・・見事なまでに固まっているわね』
そりゃあそうでしょ!だって私の目の前にルーシー・リアフィリアがいるんだもの!
・・・今は固まってるふりしてるけど、この後どうすれば・・・!
うーーん、そうだー・・・!
「逃げるんだよおおおーーーっ!」
『あ、ちょっ、ちょっと!』
ドアをバンッと開けると、目の前に今日起こしにきていたメイドさんが呆然として立っていた。
「ど、どうかなされたのですか?」
どうしよう、猫のこと話すべきか!?嫌、でも、話したら話したで説明するのに時間がかかって・・・そうだ、どこか遠くの所に案内してもらえば!
「あの!お庭につれて行ってくれませんか!?今すぐ!猛スピードで!」
「??、えっ??お庭に?・・・わっ、分かりました!猛スピード、ですね!ではお嬢様、私の背中に乗って下さい!」
「え?」
「走るのには自信在るんです!」
「わ、分かったわ!お願い!」
私がメイドさんの背中に乗ると、フワッと体が宙に浮いた。
「ではお嬢様、しっかり捕まっていて下さいね!」
メイドさんの言うとおりに、私はメイドさんの肩にしっかりと捕まった。
「いきますよ!」
ビュンッと音が聞こえたかと思うと、メイドさんがすごいを通り越してメチャクチャ速く走っていた。
これ・・・速すぎ・・・でしょ
私はスピードが怖くなって、ギュッと目をつぶった。