この世界は
(*´∀`)ノ皆様こんにちは!作者のクッキーです!
突然ですが、私、実は、インフルエンザA型にかかってしまいました!(。´Д⊂)いやぁ…最近流行ってますもんね(汗)
この二月、少し暖かくなってきましたが、皆さん、手洗いうがい忘れずに!(゜m゜;)
「こちらのお部屋でございます。」
「は、はい。」
…む、結局ここがどこか聞きそびれたまま、部屋まで来てしまった。いやでもね、本当に見とれる程綺麗だったんだもの。藍色がかった空に、無数の光っている星が、そのまま彼女のオーラなったような感じだった。
だけど、今、彼女に聞いた方が、私が転生した訳や、この世界の謎だってわかるかもしれないし…
私は一つ、呼吸をしてから、メイドさんに向き直った。
「あの、少し、お時間宜しいでしょうか?」
「…はい。何でございましょうか。」
「ずっと、聞きたかったんですけど…。此処って、一体どこなんでしょうか?私、ゴブリンさん達?にも会ったので。」
眉毛をピクリとも動かなかった彼女の表情が、驚きで目を丸くしたようだった。
「…主人様には、お聞きにならなかったのですか?」
「…す、少し聞きそびれてしまって。」
すると、メイドさんは何かをボソッと呟き、何故か、部屋の窓の左上を見て、納得?したように一人で頷いてから話し出した。
「あぁ。主人様、そういう事ですか。…………承知いたしました。私が、この世界のことを、あなた様にご説明致しましょう。」
そして、彼女は一息置いてから、静かに語りだした。
「ここは、確かに、人間がいる『世界』ではありません。」
「え?人が…居ない?」
「その通りです。魔獣、精霊、グリーン・チャイルド達等、沢山の人以外の方々がこの世界にすんでいるのです。」
え?グリーン・チャイルドって、ゴブリン達?のこと?
「私達はゴブリンという名を、グリーン・チャイルドと呼んでいます。彼らは人を悪戯する悪いやつだと思われているようですが、普通に接すれば、本当に心が優しい良い方達なんですよ。
失礼しました。話がそれましたが、簡単にまとめますと、人類が居ない世界がこの世界なのです。」
「そうなんですか…?では、ライトさんは?人ではないのですか?」
「主人様は、特別で、あの方が決められた、次期この世界の王となるお方だからです。」
彼女が神妙な顔立ちになり、口を開こうとした瞬間、彼女は自分のスカートの中から短い剣を取りだし、投げると、私の後ろの扉に真っ直ぐに命中した。
「何者!?」
すごい剣幕で彼女は扉に向かって睨んでいる。
え?なにこれ。悪寒がして、鳥肌がたってきた。
私にも危険が分かるほど、何かが扉の前に迫って来ていた。




