ここは?
短いです(*´・ω・`)b
Q質問です。私は今、何処に居るでしょう?
A分かりません。
「…何処ここーーー!!」
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私は、落ち着く為に、一つ深呼吸することにする。
…本当にここ、何処だろう。
あの女の子…私?が、出てきて目が覚めたら、家ではない所にワープ?していた。
…?がつくのは仕方がないよね。私も現在の状況が把握できていないから。
とりあえず、全体を見渡して見る。
私の立っている周りには壮大な花畑が広がっていて、蛍みたいな黄色い光が、無数にフワフワと浮いている。
花畑の隣には、綺麗に清んでいる水が、大きな滝から流れ出ていた。
それに、今は夜のようだ。真っ暗な空に、キラキラと星が、満開に見える。
「―!こんなにハッキリと星が見えるなんて」
まさに幻想的だ。私は口を開けて、一人で感動していた。
…でも、この景色を拝められるのは良いんだけど…一人なんだよね。
私は溜息をつく。
それが、少し寂しい原因の一つだからだ。
こんなに綺麗で広いのに、一人だけって…寂しい…
肩をガックリと落としながら、私はあることに気がついた。
あの月…懐かしい?
月は、毎晩見てるはずなのに。
何故、そんなことを思ったのかと考えていると、後ろから、少し低めのガラガラした声が聞こえてきた。
「ん?――!おい!お前ら!此処に人間がいるぞ!?」
「なっ!何で此処に人間がいる!?」
どうやら、複数人が居るようだ。
私は少し心の中で安心して、声をかけようと後ろを振り返った。
「あの、すみませ…ん?!」
目の前に映ったのは、緑色の肌、とがった耳、鋭い爪、赤い目を持った、明らかに人間ではない何かだった。
まさか…ゴブリン!?
もう、何もかもがファンタジー過ぎて、私は目の前にいるゴブリンを、ただただ呆然と見ている事しかできなかった。




