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悪令嬢とやらに転生してしまった!!  作者: アップルティー
第一章
29/41

ランベル視点~前編~

作「ウワーン!」


ラ「どうしたの?そんなに泣いて」


作「アンケート作成したのは良いんだけど…どうやって張り付ければいいか分からないんだもん!(つд;*)誰か教えて下さい…」


ラ「ほんとに機会音痴ね…仕方ないわね。投票は延期にします。すみません…(;`・ω・)」



「フワァ…眠い」


私は伸びをしながら廊下を歩く。

すると、走ってくる足音が聞こえてくる。



「ラーンベル~~!」


「ニャワッ!」



廊下を走ってきた犯人が私に体当たりをしてきた。



「イタタ…ちょっとルーシー!廊下を走るなってあれほど言ったでしょ!?」


「それより聞いて!私、ヴォルフ様に間違って抱きついちゃったの…絶対怒っちゃったよ!どうしよう…」



「?どうしてヴォル…アドラス様が貴方の部屋に?」



「…それは私が説明致します…」




*アン説明中*



「なるほど…つまり、今日パーティーだって事忘れて、昼寝して、アンは起きてると思い、アドラス様を部屋に通しちゃったって訳ね……まぁ、アドラス様は怒っていなさそうだけど?」


「嘘!だってあんなに顔を真っ赤にして、手を震わせてたんだもん!」



私はハァーとため息を付く。

本当に鈍感ね…結構アドラス様って反応とか、分かりやすいんだけど…



「それで?何で抱きついちゃった訳?」


「…実は」



*ルーシー説明中*



「ふーん…夢の中で、ね」


…もしかして、あいつなら知ってるんじゃないかしら…



「そうなんだよ…四歳の頃に聞こえた声と似ている気がして…って、聞いてる?」



「!…聞いてるわよ。それよりルーシー、時間だから、パーティー行かなきゃ駄目じゃない?アドラス様も待っているだろうし…」



「うん…そうだね。アン、案内してくれる?」


「はい。こちらです。」



****************


アンとルーシーの背中を見送ってから、私はこそこそと

ある準備を始める。

その前に…



「クロルス、そろそろ盗み聞きしてないで出てきたらどう?」


「…分かってたのか」




ちょっと不機嫌なクロルスが出てくる。


「貴方も嫉妬するだけじゃなくて、ルーシーにアタックしてみたら?何もしないより良いと思うけど…」


「?嫉妬?…俺はそんなこと、あいつにこれっぽっちも思ってないぞ」



…鈍感男子か!!




「それより、何をしようとしている?ルーシーが夢の中と言った時に、顔つきが変わったが…」


「…察しが良いわね。…時間もない事だし、貴方にも来て貰いましょうか。」


*************



私達はある廊下の壁まで来た。

私は、ある呪文を唱える。


「壁よ、壁よ。選ばれし者、ここに来たり。その姿、我に示せ。」


ピカッと光ったと思うと、そこから扉がでてきた。



「!?…何だ?これは…」


「入れば分かるわ…。とりあえず、行きましょう。」



私は、その扉を開けた。

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