ランベル視点~前編~
作「ウワーン!」
ラ「どうしたの?そんなに泣いて」
作「アンケート作成したのは良いんだけど…どうやって張り付ければいいか分からないんだもん!(つд;*)誰か教えて下さい…」
ラ「ほんとに機会音痴ね…仕方ないわね。投票は延期にします。すみません…(;`・ω・)」
「フワァ…眠い」
私は伸びをしながら廊下を歩く。
すると、走ってくる足音が聞こえてくる。
「ラーンベル~~!」
「ニャワッ!」
廊下を走ってきた犯人が私に体当たりをしてきた。
「イタタ…ちょっとルーシー!廊下を走るなってあれほど言ったでしょ!?」
「それより聞いて!私、ヴォルフ様に間違って抱きついちゃったの…絶対怒っちゃったよ!どうしよう…」
「?どうしてヴォル…アドラス様が貴方の部屋に?」
「…それは私が説明致します…」
*アン説明中*
「なるほど…つまり、今日パーティーだって事忘れて、昼寝して、アンは起きてると思い、アドラス様を部屋に通しちゃったって訳ね……まぁ、アドラス様は怒っていなさそうだけど?」
「嘘!だってあんなに顔を真っ赤にして、手を震わせてたんだもん!」
私はハァーとため息を付く。
本当に鈍感ね…結構アドラス様って反応とか、分かりやすいんだけど…
「それで?何で抱きついちゃった訳?」
「…実は」
*ルーシー説明中*
「ふーん…夢の中で、ね」
…もしかして、あいつなら知ってるんじゃないかしら…
「そうなんだよ…四歳の頃に聞こえた声と似ている気がして…って、聞いてる?」
「!…聞いてるわよ。それよりルーシー、時間だから、パーティー行かなきゃ駄目じゃない?アドラス様も待っているだろうし…」
「うん…そうだね。アン、案内してくれる?」
「はい。こちらです。」
****************
アンとルーシーの背中を見送ってから、私はこそこそと
ある準備を始める。
その前に…
「クロルス、そろそろ盗み聞きしてないで出てきたらどう?」
「…分かってたのか」
ちょっと不機嫌なクロルスが出てくる。
「貴方も嫉妬するだけじゃなくて、ルーシーにアタックしてみたら?何もしないより良いと思うけど…」
「?嫉妬?…俺はそんなこと、あいつにこれっぽっちも思ってないぞ」
…鈍感男子か!!
「それより、何をしようとしている?ルーシーが夢の中と言った時に、顔つきが変わったが…」
「…察しが良いわね。…時間もない事だし、貴方にも来て貰いましょうか。」
*************
私達はある廊下の壁まで来た。
私は、ある呪文を唱える。
「壁よ、壁よ。選ばれし者、ここに来たり。その姿、我に示せ。」
ピカッと光ったと思うと、そこから扉がでてきた。
「!?…何だ?これは…」
「入れば分かるわ…。とりあえず、行きましょう。」
私は、その扉を開けた。




