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悪令嬢とやらに転生してしまった!!  作者: アップルティー
第一章
23/41

ーーふう。

なんだか今日は、疲れた・・・


私はベッドに倒れ込む。

そして、手を上げて、腕についている赤いミサンガを見上げる。



・・・不思議な一日でもあったな。ライト・・・

一体彼は何者何だろう?もしかしたら・・・

・・・まあ、考えても分からないんだけどね・・・


あ、そう言えばミサンガって、願い事を願って、ずっと肌身離さず付けていれば、願いが叶った時、自然に切れるんだっけ。



ん~、願い事、か。

・・・ーーー



*************




「ルーシー、昨夜の社交界、お疲れ様。」


「・・・!あ、うん」



「?どうしたんだ?ボーッとして・・・何かあったのか?」


「・・・いや、ちょっと考え事をしてただけ。」



私は、ちょっと用があるから、といって、家の書斎に向かった。



「・・・本当にどうしたのかしら・・・?」


「さあな?」



****************



んー・・・


「やっとオジサン二人の身元が分かったぜ・・・」


やれやれ、大変だったな・・・二人が言っていた、『ボス』の事は、まだ謎だけど・・・まあ、これだけでも、大きな進歩かな・・・


俺は、頭をカリカリとかく。


さーて、もうちょっと・・・あ、



「奥様、おはようございます」


「クロルス君、今日もルーシーの護衛、ご苦労様です。」


「いえ・・・」



奥様が、ニコニコと穏やかな笑顔から、キリッとした真面目な顔になり、聞いてきた。


「その、ちょっと独り言を聞いてしまったのだけれど・・・、ルーシーを攫った二人は、誰かに命令されてやったのかしら?」



「・・・いえ、二人の内の一人が、自分で判断してやったようです。」


「・・・そう」



奥様は、何故かホッとしたような顔になった。



「では、またあの二人の事で何か分かりましたら、私に報告して下さいね?」


「分かりました」



・・・一応本当の事を言ったが、ボスとやらの為に、一人が判断してやったとは、さすがに言えないな。


・・・何かを奥様は隠しているから。


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