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悪令嬢とやらに転生してしまった!!  作者: アップルティー
第一章
21/41

社交界デビューです!

っふ・・・今からでも緊張してきた・・・き、ききき今日が社交界だ・・・・!

ドレスや髪型も、いつもと違って引き締まっている。



スー・・・ハー・・・よっし!あんなにダンスの練習を頑張ったんだ!



最初、エスコート役をしてくれたクロルスの足を、二十回ぐらい踏んでしまったけど・・・今は、二回しか踏まなくなった!


ランベルが呆れていたことは知らないふりです!



「ルー、そろそろ行くぞ」


「はいっ!お父様!」



******************




・・・・うわあぉ、広い!広すぎるよ!


シャンデリアとかキラッキラに輝いてるし、食事も豪華!バイキング形式かな?・・・何から食べようか迷うなぁ・・・!



私がキラキラ目を光らせていると、ヴォルフ様が私がいる事に気づき、こちらに歩いてきました。



「こんばんは、ルーシー。」


「こ、こんばんは、ヴォルフ様」


「・・・緊張してるの?」



「は、はい、初めての社交界でち・・・すから」




久しぶりに噛んだよ(泣)


「クスッ、まあ誰でも、最初は緊張するものだからね。・・・じゃあ最初は、僕と踊って頂けますか?」


「は、はひっ!」



ヴォルフ様本当に八歳ですか!?凄く冷静だよ!?やっぱり、何回か社交界に来てるからかな・・・?




そうこう考えているうちに、音楽が流れ始めた。





ダンスをギクシャクと踊ると、ヴォルフ様が小声で話しかけてきました。


「ルーシー、初めてなのにダンス上手いですね」


「あ、ありがとう御座います、でも、沢山練習したんですけれど、まだ相手の足を踏むことが多くて・・・」


「僕なんて、最初の社交界の時、相手の足を十回位踏んだ事があるから大丈夫ですよ」



「私は、最高で二十回ですよ!」




「ぶっ・・・!僕達、似たもの同士ですね」



ヴォルフ様がそう言うと、私達は顔を見合わせて小さい声で笑いました。


その後、ヴォルフ様がほんのり頬を赤くしていたのは、気のせいだろうか?














ふふぁ~~!

ダンス終わった~!良かった、ダンスの時、足を踏まなくて済んで・・・

私、本番の時、駄目になるタイプだからなぁ・・・


ダンスはやっぱり苦手だから、今度は端っこの方で、食事食べて大人しくしてよう。



私はバイキングの方へ向かった。


スッ・・・


!?



今、横切ったのは・・・

黒い蝶?


珍しいな、全部黒い色の蝶なんて・・・追いかけてみよう!



********************




あれ、ここどこだろ?社交界が開かれている屋敷のお庭かな?


スッ・・・



「あ!まって・・・!」



黒い蝶が、月明かりに照らされ、キラキラと輝いている金髪の美少年の手に止まった。




「・・・君、この蝶が見えるの?」



少年は月を背に不適な笑みを浮かべた。



誤字、脱字等ありましたら、教えてください!(^-^*)

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