明日は・・・
「ようやく1ヶ月たった~!」
はいどうも!やっと1ヶ月経って喜んでいるルーシーです。
いや、匂いに誘われた私が悪いんだけどね(汗)
だって、大好物のパンケーキの匂いがしたんだもの!
あ、思い出すだけでよだれが・・・
「まったく、俺、その理由聞いて驚いたよ。まさか、伯爵家のお嬢様が匂いに誘われるなんてな?」
「クロルスには言われたくないよ!
お肉の良い匂いに誘われて、お庭をウロウロしてた人には絶対に言われたくない!」
「あっ、あれはちょっと警戒してただけだ!」
「嘘だ~」
「本当だ!」
ギャーギャーギャーギャー!!!
「・・・また何してるのかしらあの二人・・・」
そう言ってからランベルは、机の上にあったホットミルクを一口飲んだ。
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は~っ!お腹いっぱい!
今日のお昼ご飯もおいしかったな~
あ、そういえば、ヒロインといつ会うんだろう?
・・・ん~、やっぱり社交界で出会うのかな?確か、ヒロインも伯爵令嬢だったか、ら・・・
・・・あれ、社交界って明後日じゃない?そうだよね、そうだよね!?
どうしよう、全然考えてなかった!!やっぱり、悪役をするべき?いや、友達になるって手もあるな。
いや!でも、・・・でもでもでも!
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「・・・ランベル~~~!!!」
「!?うにゃあ!?」
ランベルがびっくりした声を上げて、私の方を振り返る。
「ど、どうしたの?そんな大声上げて・・・」
「明後日が社交界なんだよ!」
「ええ、そうね・・・」
「!ああ、リーフコール令嬢のことを心配してるの?あの子と会うのは17歳の時の社交界。明後日の社交界じゃ、会わないわ。」
!ヒロインさんらしき人の名前が出て来た?でも一応確認のために・・・
「・・・リーフコール令嬢?」
「ソフィア・リーフコール。リーフコール伯爵家の長女よ。確か、ピンク色の髪の毛をした、可愛らしい顔をした子だったわよ」
ヒロインだーーー!間違いない!
ほら、乙女ゲームって名前を変える事が出来るから、本当の名前が分からなかったんだよね・・・
そうか、ソフィアさんていうのか・・・
よし!・・・名前的に優しそうだから友達になろう!
・・・あ~でも明後日が社交界か・・・
ダンス、苦手だから練習頑張ろ・・・
次回、ルーシーが社交界デビューです!\(^^ )




