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悪令嬢とやらに転生してしまった!!  作者: アップルティー
第一章
16/41

二人きりで

「・・・」


「・・・」


じーーーーーっ



うん、第二王子様ってやっぱり近くで見てもイケメンだね。

乙女ゲームの攻略者?だからかな?

でも何で婚約者がルーシーなんだろう?

他にも婚約者候補が沢山いたはずなのに・・・?


まあ、そこはゲーム設定なのかもね~

理由分かんないけど・・・



「・・・あの、僕の顔に何か・・・?」


「い、いえ!何も!」



まさか、王子様に見とれてました~!なんて、言えるはずがない!




「やっぱり、僕が怖い・・・ですか?」


「え?」


王子は真剣な眼差しで見てくる。

私はその王子の熱意?に負けて正直に話すことにしました。



「いいえ!怖いだなんて・・・私はただ、第二王子様が素敵だなと思い、見とれていたのです。」


「・・・え?すて、き?」


「はい」



「め、目の色とか、怖くはないんですか?」



目の色?


「いえ・・・凄く綺麗な色だな、と思うだけで・・・」


「綺麗・・・」



ん?・・・また王子の肩が震え始めてきてる!

わ、私何か変な事言ったっけ!?



「ふ、ふふふ」


「だ、第二王子様?」



「あははははははっ!」



ありゃ?てっきり怒ってるのかと思ったのに・・・?




「ふっ、ふ、す、すみません、つい。こんなに自分の事を誉められたのが、お父様とお母様以外で、初めてだったもので・・・」


「え?そうなのですか?」


「ええ、あ、そうだ。良かったら僕のこと、名前で、ヴォルフと呼んでくれませんか?」


「え?・・・良いのですか!?では、失礼承知のうえで・・・」



「ブハッ!」



失礼なことは分かってるけど、第二王子様って呼びづらかったから・・・!

そして王子はまた笑ってらっしゃる・・・涙まで出てきてますよ?



「くっ、じゃあ僕もる、ルーシーと呼んでも構いませんか?」


「!ええ、勿論!」



「ふっ、では、これから宜しくお願いします。ルーシー」


「こちらこそ、ヴォルフ様」



「呼び捨てでも良いのに・・・」


「良いんですか?」


「ブッ、あはははははは!やっぱり面白い!」





こうして、ヴォルフ様(流石に様をつけないとランベルに怒られるので)との対面が終わりまして、最後までヴォルフ様は笑っていました。


・・・何でだろ?




次はランベル視点となりますσ(^_^;


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