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悪令嬢とやらに転生してしまった!!  作者: アップルティー
第一章
14/41

クロルス視点  

ブックマーク100件!!!(゜Д゜)


この数字を見たとき嬉しすぎて舞い上がりそうになりました!!!(笑)

登録してくれた方、評価付けてくれた方、ありがとうございます!m(_ _)m



俺の名前はクロルス。


人間から俺を見ると、『魔獣』という種類の動物に入っている。

          ・・・・・ 

突然だが、俺は人間が嫌いだった。


人間達は俺達『魔獣』を捕まえては、遠くの所で売って、お金を貰っていたからだ。


だが、俺達は希少動物として認定されてから、

あまり人間達の欲で被害に遭うことは無くなっていた。

そんなある日・・・




『クロルスーー!助けてーー!』


『!?』


「おいまて!魔獣!」


!?人間!?

くっそ、二人もいるのか・・・厄介だな。

・・・こうなったら



『おい!皆!彼女を連れて物陰に隠れろ!あいつらは俺が囮になって引き寄せる!』



『クロルス!』


『早く行け!』



俺は人間二人の前に飛びかかって行った。











・・・ここはどこだ・・・!?檻?・・・狭いな。


「ーー~--!」


・・・何だ、声か?

俺はピクピクと耳を済ませた。




「よっしゃ、魔獣を捕まえたぜ!希少だから売ればがっぽりお金が手にはいるな!

ボスに誉められるかな?ウヒヒ」


「何たって美人だからなぁ・・・くっそう、俺の嫁さんにしてぇ!」




何言ってんだこのオジサン達・・・ボス・・・?

美人って事は女か・・・?

・・・気になるな、一応調べてみるか。



・・・にしても、檻かあ・・・

木だったら魔法で壊せるんだが・・・この檻は魔力を吸収して壊せないようにしてあるんだな。


やれやれ、中からだと何も出来なさそうだ。こうなったら檻が開いたら人間の姿になって姿を眩ますか・・・



「なぁ、腹減ったから俺、町で何か買ってきて良いか?」


「ああ、別に良いぞ。俺は馬車に残る。誰かに馬車を取られたらおしまいだしな」



「分かった。じゃ、行ってくるわ」


「ついでに俺のも頼む。」




ふむ、ここは町か・・・

随分仲間が居る所から離れたな・・・あっちに戻ろうとするのは諦めるよう。

・・・あー・・・ずっと考えててたら、

なんか眠たくなってきた・・ちょっと寝てよう・・・




ドサッ



ん?何の音だ?

俺が目を開けると、そこにはかわいらしい人間の女の子が眠っていた。



「おい、この子どうしたんだよ?」


「いやあ、なんかボス、妹が欲しいって言ってただろ?

だから偶然、魔法を使ってる女の子がいたんで、薬嗅がせて連れてきた。」



「・・・全く、お前は勝手なことばかりしやがって・・・だが、これでボスに誉められる確率が上がったな。」



「よっしゃ、じゃあ出発するかー」





人間は人間もさらうのか・・・

この子も可哀想だな。


そう俺は眠っている彼女の事を見て思った。



・・・この後、俺が彼女の護衛になることなんて思いもしていなかったが。



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