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悪令嬢とやらに転生してしまった!!  作者: アップルティー
第一章
10/41

四年が経ち・・・

あれから、なんやかんや・・・(ほぼ毎日マナーや魔法の練習が)あり、あっという間に四年が経ちました!


8歳だよ!(私の年はランベルから聞きました!)



・・・うん、ここまでの道のりは長かった!





「・・・大分魔法も使えるようになってきたわね」



「そりゃあ、四年間ずっとランベルに教えて貰って来たから・・・」







「・・・んー・・・そろそろ良い頃かもね・・・」


「え?何が?」


「あなたが持つ道具よ。私は『ナイオルソード』を持ってるでしょ?

そろそろルーシーも魔法も上手にコントロール出来るようになったから・・・」



「わ、私も、道具を持つの!?」



「ええ、私は護衛だけど、24時間ずっと一緒じゃないから、あなたも一応持っておかないと万が一の時に・・・ね」



「そっか・・・そうだね。・・・でも道具ってどこにあるの?」



「町にあるから・・・お母様とお父様に許可を貰って行きましょう。」



「うん、わかった!」
















ーー許可を貰いました!ーー
















「フン♪フンフッフフーン♪」


「ルーシー様、今日は本当にご機嫌が良いですね!」



「だって、初めて町に行くんだよ!?すっごく楽しみで!あ、そうだ、今日は動きやすい服でお願い出来る?」



「はい!かしこまりました!」









「・・・わっ!もうこんな時間!急がなきゃ!」




私は、薄いピンク色のワンピースを来て、急いで外へ出た。



「ランベルー!お待たせ!」




ランベルはニッコリと笑って


「あら、やっと来たわね?それじゃあ行きましょうか。」



「えっと、何で行くの?」



「馬車で行くのよ?」







ふぉうおおおおお!

馬車!馬車だよ~!

馬!馬が二頭前にいる!(そりゃそうだ!)


「・・・興奮してる所悪いのだけれど、そろそろ馬車に乗らない?」


「そっ、そうだね!」



ジロジロ見てたら駄目だよね、うん、中に乗らないと・・・・・



おおおおおおおおお!!!


中もすごい!クッション大量!フカフカモフモフ~!!



「ルーシー、つっかえてるつっかえてる」


「あっ!ごめん!つい・・・」



「ふふっ、本当にルーシーは面白いわね?」


「エヘヘ・・・」







ガタゴトガタゴト・・・



「結構馬車って揺れるんだね?」


「道が結構デコボコしてるからかしらね・・・私も初めて乗ったとき同じこと思ったわ・・・

あ、そうだ、あなたに道具をなんの種類にするか決めて貰わなきゃね?」



「?」



「『物理の道具』と『遠距離の道具』。

物理は相手と直接。遠距離は遠くから、相手を攻撃するの。

私の道具は、物理の道具だけれど・・・どっちにする?」



「うーーーん・・・・」



「・・・今無理に考えなくてもいいわ、もうすぐで町につくから、道具を見てから決めても遅くないし・・・」



「うん。そうすることにする」


そう言うと、ルーシーは小声で話しかけてきた。




「・・・前から思ってたのだけれど、あなた、前世の記憶は?」




「・・・それが、あんまり覚えてなくて。私のしてきたことはボンヤリと覚えてるけど・・・

名前とか、自分のことはあまり・・・はっきり覚えてるのは友達が話してくれた乙女ゲームの話だけで」



「そう・・・ごめんなさいね、変なこと聞いて・・・」



「ううん・・あ!あれ?あれが町?」


「ええ、ここよ」




私達は、町の入り口で馬車から降りた。





「おおーー!すごく広いね!!」


「広いから、私から離れな・・・って!もう居ない!!」















「いい・・・匂い・・・」


「おう!お嬢ちゃん!ワッフルはどうだい?」


「こっちは甘いパンケーキがあるよ!」



「ああ、どっちも捨てがたい・・・!ランベル!どっちも・・・って、」



あり?もしかして、はぐれちゃった?

・・・あわわ!どうしよう!早速迷子になっちゃったよ!


そうだ!ランベルに教えてもらった魔法で・・・!



「『サーチ』」


多少魔力を使うけどこれで・・・!?

「ムグッ!!」



私は誰かに口をハンカチのようなもので塞がれて、徐々に眠くなり、意識を手放した。

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